いかなる行動をめざすか。行動目標はどうすればよいか。その場合の行動の焦点化はどんなことが適切か。職場の実情に即したものでなければならない。現場の活力を促すものだといい。そうした内容について、島宗リーダー本による第179回目の引用である。
【引用はじめ】
行動の焦点化はマイクロマネジメントと誤解されることがありますが、そうではありません。行動を具体的に定義することと、行動を細かいところまで限定することは同じではありません。
何をするかは現場に任せたままで行動を具体的に定義することも可能です。それでうまくいくなら、その方が、"自主性"が尊重された職場となります。
何をすべきまでも細かく定義する必要があるのは、それでうまくいかない場合で、かつ、何をすれば成果が上がるのかが上司や経営陣にとって明白な場合のみです。
(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる!リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.104~p.105 )
【引用おわり】
職員たちの意欲を引き出せる行動目標にできるかで、現場も変わってくる。職場の主体性を尊重したものにするのである。難しく過ぎず、易し過ぎず、大まか過ぎず、細か過ぎず、職場の問題を解決するにうってつけの行動目標だ。これを明らかにするには、何度かの試みが必要になるかもしれない。その試行錯誤は必要なものだと織り込んでおくことである。
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