行動の焦点化が適切かどうか確認するのが、NORMSテストだ。NORMテストの1番目は標的行動の具体化、2番目は標的行動の観察化、3番目は客観的な評価化である。そうした内容について、島宗リーダー本による第184回目の引用である。
【引用はじめ】
焦点化がうまくできているかどうかを確認するために、NORMS(ノームス)テストがあります。標的行動が客観的、具体的に決められているかどうかを、5つの項目で判断します。3番目の項目がRで「客観的に評価できるように記述」するのです。
3番目のR ( Reliable ) について、標的行動が客観的に評価できるように記述されているかどうかの確認です。たとえば、営業チームで部下のプレゼンテーションを向上させるプロジェクトに取り組んだとします。上司のあなたと主任の前で、新製品について日頃顧客にしているのと同じプレゼンをさせてみたから、技術的な話ばかりでおもしろくないという印象だったので、"わかりやすさ"と"面白さ"の2つの評価項目で測定することにしました。
(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる!リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.105~p.107 )
【引用おわり】
NORMテストの3番目が R ( Reliable ) で、標的行動が客観的に評価できるかを確認するものだ。プレゼンを向上するにしても、プレゼンのしかたについて、評価項目をもうけて測定できる工夫をするのである。それにより、プレゼンのしかたの良し悪しを明確にすることができる。
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