営業会議において、増やしたい行動と減らしたい行動を明確にする。そのためには、「発言しない」と表現するのでなく、「発言する」と表現するのである。死人でもできることでない表現にするのである。そうした内容について、島宗リーダー本による第176回目の引用である。
【引用はじめ】
増やしたい行動の焦点化の目的は部下を評価することではありません。ですから、善し悪しの価値判断はせず、行動そのものを事実として書きましょう。
行動を書き出すときには死人テストをパスするように、「〇〇しない」という形式ではなく「〇〇する」という形式で書きます。「会議で意見を述べない」ではなく、「会議で意見を述べる」と書きましょう。焦点化の目的は、部下にして欲しい行動を明らかにすることだからです。
最後に、減らしたい行動は、できる限り増やしたい行動として書き換えます。たとえば、会議中ずっと下を向いているのを止めて欲しいのであれば、どこを向くのが正解なのかを、増やしたい行動として書きましょう(「話している人の方を見る」など)。
(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる!リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.103 )
【引用おわり】
行動は死人にはできないことである。「意見を述べない」ことは、死人でもできることである。行動は「意見を述べる」ことである。行動を言い表すときには、死人テストにパスできるかを確かめるといい。
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