2024年3月6日水曜日

島宗リーダー本163「基本的な仕事の流れ」

 より良い仕事の流れとはどういうものか。それもポジィティブな行動マネジメントにおいては、どんな風な流れを考えているか。それをIMPACTモデルとして示した。そうした内容について、島宗リーダー本による第163回目の引用である。

【引用はじめ】

 ポジィティブな行動マネジメントで基本となる仕事の流れを、IMPACT(インパクト)モデルと呼んでいます。

 IはIdentify。業績向上にとって重要な目標を選んだり、決めたりする段階です。

 MはMeasure。業績向上にとって重要な目標を測定する段階です。既存の経営指標を使うこともあれば、新たに作ることになる場合もあります。

 PはPinpoint。Iで選んだ目標を達成したり、指標を改善する具体的な標的行動を選択します。行動化や焦点化はここで行います。

 AはActivate。標的行動を引き起こす先行事象を整備します。

 CはConsequence。標的行動を強化する後続事象を整備します。

 TはTransfer。標的行動が他の場面で応用されたり、維持、継続されるように、随伴性を整備します。

(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる!リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.96 )

【引用おわり】

 IMPACTモデルとは、「目標の決定」「測定」「行動化」「先行事象の整備」「後続事象の整備」「随伴性の整備」と6つの観点によって、仕事を円滑に推進するものである。うまくいかなければ、確認検証して見直しをすることになる。 

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