商品の売上がかんばしくない。どうすればよいか。営業会議において、意見を求めてもみな黙りこくばかりだ。あげくはあの人が悪いなどと犯人探しと最悪な結果を招きかねない。そうした内容について、島宗リーダー本による第172回目の引用である。
【引用はじめ】
営業会議で現場から意見を吸い上げようとしても、誰も何も言わないときはどうしたらいいのでしょうか。
誰が悪いのかを探すのは簡単です。本当の犯人を見つけなくても、容疑者について愚痴を言えば、同意してくれる人もいるでしょう。犯人探し行動はたやすく強化され、維持されてしまうのです。
犯人探し行動がいくら増えても、それだけでは問題は解決しません。むしろ袋小路に迷い込みます。袋小路から脱出するには、人ではなく行動に着目します。そのために、まずは、部下に期待する行動を書き出しましょう。
(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる!リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.100~p.101 )
【引用おわり】
商品売上の落ち込みは、人のせいにしても解決しない。それにまつわる行動がどうなっているか一つひとつ明らかにすることだ。魅力ある商品になっているか、手に取ってもらえるような商品か。消費者のニーズにこたえるものか。商品の並べ方が目立つようになっているか。そうしたことについて、何が問題になっているかを実際に試してみるのである。
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