標的行動の焦点化が適切かどうか確認するのが、NORMSテストだ。NORMSテストの1番目"N"は標的行動の具体化、2番目"O"は標的行動の観察化、3番目"R"は客観的な評価化、4番目"M"は測定の確認である。そうした内容について、島宗リーダー本による第187回目の引用である。
【引用はじめ】
焦点化がうまくできているかどうかを確認するために、NORMS(ノームス)テストがあります。その中で、4番目の項目がMで表されるものです。
4番目のM (Measurable ) では標的行動が測定できるかどうかを確認します。介入効果を検証するために標的行動が増減したかどうかを判断できるように、標的行動をできるだけ数えられるように定義します。
たとえば「上司は直属の部下と頻繁にコミュニケーションする」と目標を設定したのでは何をどのように数えればいいのかわかりません。「上司は直属の部下に毎日1回は声をかけ、その日取り組んでいる仕事を簡単に報告される」とすれば、何人中何人の部下に声をかけたか測定することで目標の達成度を確認できます。
(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる!リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.105~p.108 )
【引用おわり】
NORMSテストの4番目で明らかにするのは、その標的行動が測定できるかどうかである。定量的にあらわすことができるようにするのだ。標的行動を何回したかなどわかるように定義できているかどうかである。
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