行動の焦点化が適切かどうか確認するのが、NORMSテストだ。NORMテストの1番目"N"は標的行動の具体化、2番目"O"は標的行動の観察化、3番目"R"は客観的な評価化である。そうした内容について、島宗リーダー本による第185 回目の引用である。
【引用はじめ】
焦点化がうまくできているかどうかを確認するために、NORMS(ノームス)テストがあります。その中で、3番目の項目がRで表されるものです。
3番目のR ( Reliable ) について、標的行動が客観的に評価できるように記述されているかどうかの確認です。たとえば、介入としてプレゼンの研修を実施し、部長と主任の評価はまっぷたつに分かれてしまいました。これでは研修がうまくいったのかどうかも、部下のプレゼンテーションが向上したのかどうかもわかりません。
(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる!リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.105~p.107 )
【引用おわり】
部長と主任の部下がプレゼンした内容について、評価がまっぷたつに分かれてしまった。評価項目を"わかりやすさ"と"面白さ"としたことでは、客観性に欠けていたからだ。もっと具体的で、観察しやすい、客観的なものにしなければならなかった。
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