上司にとっては、部下が思いどおりに動いてくれないと、ついつい部下の能力や性格などの問題を指摘しがちだ。「あんな簡単なこともできない」「おとなし過ぎる」などと「個人攻撃の罠」にはまってしまう。そうした内容について、島宗リーダー本による第236回目の引用である。
【引用はじめ】
部下に頼んでおいたことができていなかったり、頼んでもいなかったことをやってしまっていたり、部下とかかわる場面には「何でこんなこともできないんだ!」と個人攻撃の罠についついはまってしまう危険がまるで地雷のようにあちこちに仕掛けられています。
それでも、日頃からABC分析をする習慣をつけておけば、問題を部下や自分の能力や性格のせいにして身動きが取れなくなる事態を避けられます。
(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる!リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.127)
【引用おわり】
「個人攻撃の罠」ではなんの問題解決にならない。ただただ、問題を相手のせいにして責任転嫁しているだけに過ぎない。その解決には、随伴性を変える必要がある。現在の随伴性がどうなっているかABC分析を行う必要がある。先行事象(A)→標的行動(B)→後続事象(C)による現状把握を行うのである。
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