業績を成功に導くためにうまくいかない。そうした場合、どのように随伴性を見直すべきか。そのツールとして、E-TIP(イーティップ)というものがある。そうした内容について、島宗リーダー本による第231回目の引用である。
【引用はじめ】
随伴性の見直しのツールにE-TIP(イーティップ)というのが便利です。後続事象を4つの項目で確認し、うまくいっていない介入がなぜうまくいっていなのか、どうすればうまくいくのかを検討するやり方です。
EはEffect(効果)です。その後続事象が行動の頻度を増やすのか(強化)、減らすのか(弱化)を評価します。
TはTiming(タイミング)です。その後続事象が行動からどのぐらい遅延して生ずるのか確認します。
IはImportance(重要性)です。その後続事象が行動する人にとって、どれだけ価値があるか評価します。
PはProbability(確率)です。その後続事象が行動の後に十分に高い確率を生じているかどうかを確認します。
(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる!リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.125~p.127)
【引用おわり】
随伴性を見直すのにE-TIP(イーティップ)が手がかりになる。後続事象がどうなっているかを見直すのである。後続事象は効果的か、タイミングは適切か、重要なものと言えるか、高い確率で生ずるかの4つの観点から把握するのである。そこに何らかの問題があれば、新たな後続事象による随伴性を提示するのだ。
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