営業活動が不慣れな部下に、ポジィティブな行動マネジメントを伝授しようとした。それがうまくいかない。知識だけでは、行動を変えることができない。そうした内容について、島宗リーダー本による第311回目の引用である。
【引用はじめ】
PBL(課題解決型学習)でPBL(行動型リーダーシップ)を教えるダブルPBLが、リーダーを確実に育てる方法の一つです。
会計事務所の社長さんが、部下と営業活動のプロジェクトに取り組みました。「随伴性が変わらないと行動は変わらない」―本で読んだときにはなるほどと思っても、実際にやってみると、すぐに忘れてしまいがちな点です。知識と行動のギャップの背景には、知識があれば行動は変わるはずだという誤った思い込みがあるのです。
結局、部下は強化や随伴性について学ぶこともなく、積極的な参加がないまま、プロジェクトは立ち消えてしまいました。
(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる!リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.162~p.163)
【引用おわり】
随伴性を変えず、知識だけでは行動を変えられない。そのため、営業活動の促進といったプロジェクトもうまくいかなかった。社長のみが空回りしたに過ぎない。知識と行動には、大きなギャップがあることに気づくべきだった。営業の体験を通じて、どのような随伴性が重要か主体的に見出だせる必要があった。
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