大手家庭用品メーカーの生産計画が予測どおりにいかない。その見直しを図る研修会を行ってもうまくいかない。そうした内容について、島宗リーダー本による第337回目の引用である。
【引用はじめ】
欧州全域でトップシェアを誇る家庭用品メーカーB社は、数百人の営業担当者から毎週報告される売上予測をもとに生産計画を立てていました。
ところが最新鋭の情報システムを導入しているのにもかかわらず、予測の精度は低く、在庫が増えたり、欠品が続いたりしています。
製造部からの再三のクレームと役員からの要請により、営業部ではコンサルティング会社を雇い、大々的なキャンペーンを始めました。
キャンペーンでは、1) 販売予測の立て方を見直し、2) 精度に関する目標を設定し、3) 正確に見積もりを立てるための説明会や研修会をあちこちで開催しました。
ところが見積もりの精度は低いままです。
(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる!リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.174~p.175)
【引用おわり】
生産計画の精度を上げようと、研修会を開催したが、成果が上がらない。成果を上げるためにはどんなことが必要か。問題点の見直しをあらためて行うことだ。そこでは、どんな観点を見出さなければならないのか。
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