リーダーが部下に対して、指示は明確でなければならない。それが意外と不明確である場合が多い。そうなれば、部下もリーダーが求める行動ができなかったりする。そうなると、リーダーと部下の間には齟齬ができて、関係もギクシャクしかねなくなる。そうした内容について、島宗リーダー本による第322回目の引用である。
【引用はじめ】
部下に仕事を依頼するときには、何をどれだけ期待しているか明確にすることが必要です。そうしないと、部下から行動が引き出されません。何をしていいかわからないからです。不明確な指示が出ているときは、何をしても強化されないことが多いものです。正解のない、いじわるなクイズを出題されているようなものですから。
(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる!リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.167)
【引用おわり】
部下の行動が期待どおりにできないと、リーダーは部下に対して能力不足とか意欲に欠けるとか「個人攻撃」になりがちである。リーダーの指示が不明確といった問題があるにもかかわらずだ。リーダーの責任に思い至らないためである。部下が理解できるように、明確な指示が必要なのだ。
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