締切を設定すると、その直前に行動を起こしやすい。だから、いつまでにと明確に指示しておくことが大事である。そうした内容について、島宗リーダー本による第327回目の引用である。
【引用はじめ】
上司による部下が提案すべき書式には、改善案の例も添付しました。これで何をどれだけ期待しているかはかなり明確になります。書類の提出締切を月2回の会議の前日17:00までに設定しました。
介入を開始して初回の会議の前々日になっても、部下からの提案が一件もないことに心配になりました。催促した方がいいのか迷いましたが、締切りまであと二日あるので待ってみました。そうすると、会議の前日になってほぼ全員から提案がありました。もう一人からは、これから提出しますと、言ってきたのです。
締切を設定すると、行動は締切の直前に最も起こりやすいのです。
(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる!リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.169)
【引用おわり】
締切は目標とする行動を促す重要な手がかりになる。締切となる時間まで計画を立て、めざす行動を達成しようとするのである。
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