2024年8月5日月曜日

島宗リーダー本312「小さな一歩から始める」

 小さな会計事務所では、社長一人で営業を引き受けざるを得ない状況にある。新規顧客拡大となると、苦戦しているのが現状だ。それを会社全体でなんとか解決する方策を模索した。そうした内容について、島宗リーダー本による第312回目の引用である。

【引用はじめ】

 会計事務所の社長さんは、部下による営業活動のプロジェクトについて、再チャレンジを行いました。今度はプロジェクトの目的を会社にとって重要な課題から選びました。新規顧客の獲得です。社員たちも社長一人が営業活動をしていることに限界を感じていて、何とかしないといけないと思っていたからです。

 とは言っても会計士たちが事務所から出て行って、飛び込みの営業活動をするのは現実的ではありません。その間、本業ができなくなってしまいますし、そもそも営業活動のスキルを上げるにはかなりの訓練が必要だからです。

 そこで、ダイレクトメール(DМ)による新規顧客の開拓を目指すことにしました。これなら、事務所内の作業でプロジェクトを進めることがてきます。何事も小さな一歩から始めることが肝心です。

(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる!リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.162~p.163)

【引用おわり】

 営業活動に不慣れな会計士たちが、手始めにやったことは、ダイレクトメールによる新規顧客の開拓であった。まずはできることから営業につながる行動を試してみた。それがどのように効果を上げることができるか。 

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