上司の不明瞭な指示では、部下の行動は期待どおりにいかない。部下がやるべきはどんなかを一定の書式にまとめて、提出するようにした。そうした内容について、島宗リーダー本による第325回目の引用である。
【引用はじめ】
不明瞭な指示は消去や弱化につながる
先行事象(A)「提案して」と言われ→標的行動(B)業務改善の提案をする
→後続事象(C)そうじゃないんだ(↓) わかってないな(↓)
指示を出したのに、部下からの反応が薄いときには、こういう随伴性がないかどうか疑ってみて下さい。こうした問題を解決するための方策の一つとして、部下が提案を書いて提出できるように書式を作るようにしました。
A4一枚で、書き込むところはできるだけ少なくし、問題点と改善策、そのメリットをメモ程度に簡単に書けば完成するようにしました。作成にかかる労力や時間を減らすことで、提案行動が弱化されにくくする狙いです。
(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる!リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.168)
【引用おわり】
部下が何をすべきかを、書式に書くようにした。その書式も簡単に書けるようにしたのである。できるだけ抵抗がなく書いて、そのとおりの行動ができることが目標なことだからだ。あくまでも書式に書くことは手段にすぎない。
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