リーダーは、スタッフに対して業務改善の提案を募っても、全然改善案が出てこない。そんな場合、結局スタッフのやる気のせいにしてしまう。個人攻撃の罠に陥ってしまう。そうした内容について、島宗リーダー本による第318回目の引用である。
【引用はじめ】
ある部署の主任と副主任がリーダーとなり、スタッフから業務改善に関する提案を募っていましたが、いっこうに集まりません。月に2回開催されるミーティングでスタッフから提案された改善案の件数は半数以上もゼロ行進が続いていました。
主任は、「やっぱり、やる気がないのかなぁ」と嘆いておられました。そしてその直後に「個人攻撃の罠にはまってしまいました。だめですね。」とため息をつきます。「個人攻撃の罠にはまらないことが大事なのではなく、はまったときにそれに気づいて抜けだすことが大事なのです。」
個人攻撃の罠にはまっているときには、逆に、こぼしている愚痴を頼りに発想を転換できるように支援する必要があります。
(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる!リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.165~p.166)
【引用おわり】
リーダーにとって、スタッフの問題を意欲とかのせいにしまいがちだ。個人攻撃の罠に陥ってしまう。それをどう変えればよいか。リーダーの愚痴を転換できるようにするのだ。
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