行動を測定するにしても、一定の決まった測定方法で行うことが必要である。測定方法がバラバラでは、正確な測定とは言えない。百メートル走のタイムを測定するには、現在では電子時計が用いられ、100分1秒まで正確な値を出すことができる。そのことに関する、石田本による第167回目の引用である。
【引用はじめ】
適切なデータを持っている人は、問題解決策を考えるための共通言語を持っていると言える。
たとえ話をしよう。百メートル走のタイムを測るときにはストップウォッチを使うのが一般的だ。これがすなわち共通言語である。ところが、選手が思い思いの方法で測定したらどうなるだろう。
ある選手はデジタルストップウォッチを使い、ある選手はアナログの腕時計を使った。またある選手は校舎の壁時計を使った。さらにある選手は時計を使わず、心の中で秒数を数えた。別の選手はトラックに顔を見せず、以前の四百メートル走の記録を四で割った。
このようにバラバラな測定方法で順位が決められたとしたら、それはもう正確な順位とは言いがたい。
(石田淳著「短期間で組織が変わる行動科学マネジメント」 p.180~p.181 2007年 ダイヤモンド社刊)
【引用おわり】
一定の条件を決めて、測定して初めて正確な測定値を見出すことができる。そうしたことがあって、比較検討が可能となる。1回目の測定値と2回目の測定値の違いについて、客観的に明らかにすることができるのである。
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