パフォーマンスに関して、測定するという発想をそもそも持てない。仕事に関する行動に関して、測定によって善し悪しを決めることなんてあり得るのかと考えてしまうのである。そのことに関する、石田本による第170回目の引用である。
【引用はじめ】
部下たちのパフォーマンスを最大限に高め、維持し、効果を加速させるには、正確な測定によって客観的データを蓄積することが大切である。ところが、人は測定することを避けてしまいがちである。これだけ測定が有用であるにもかかわらず、なぜそれをしようとしないのだろうか。四つの理由がある。1. 自分の仕事は測定できないと考えている。2. 測定するのは大変だ。3. 測定されると罰が待ち受けている。4. 測定する時間がない。
その1の理由では次のように考えられる。この人はおそらく理系出身者である。学生時代にさまざまな測定や計測を手がけた経験から、現在従事している仕事は測定と無関係だと頭から決めつけているのである。そのため、人間の行動を計測するという発想が信じられない。
しかし、パフォーマンスの測定は店舗営業から会社組織の運営まで、幅広い業種で実施されている。反対の立場をとるよりも、全てのものを測定できるとポジティブに考えたほうがたくさんの測定方法を見つけられる。測定を得意とする理系の人こそ、行動科学に目覚めたとき多くの発見をするものである。
(石田淳著「短期間で組織が変わる行動科学マネジメント」 p.181~p.182 2007年 ダイヤモンド社刊)
【引用おわり】
パフォーマンスに関しても、いろんな測定方法が試みられていることを知れば、その重要性について理解することができるはずである。客観的な測定によって、数字でパフォーマンスの状況が明らかになれば、やってみる価値があると分かるだろう。
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