表彰制度は職員の意欲を高める有効な仕組みですが、評価にはどうしても誤差が生じます。今回は、その誤差を前提にしながら納得感を高める考え方について紹介します。
【引用はじめ】
うまくいく表彰制度のポイントがある。そのポイントの3番目が「誤差を飲み込む」ことである。
③誤差を飲み込む
表彰制度では、考課制度のように厳密な評価をすることは難しい。どのようなプロセスであろうと、候補者を絞り込むことは、実際には甲乙つけがたいのである。それなのに、選定の誤差を無視して「表彰される人」と「されない人」に無理やり二分してしまうのは、やはり疑心暗鬼のもととなる。「Aさんは表彰され、Bさんはされなかったが、二人はほとんど同じじゃないか」というわけだ。そこで、「表彰された人」と「されなかった人」の間に、「表彰されたかもしれない人」という層を作る。このようなグラデーション構造を作ることで、選定の誤差は解消される。また、このような中間層を設ければ、そこに入ろうと頑張る人も少なからず出ることが期待できる。
(舞田竜宣・杉山尚子「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」日本経済新聞出版刊 2008.12.16, p.229~p.230)
【引用おわり】
人の努力や成長を完全に比べることはできません。だからこそ、白黒をつけるだけでなく、頑張りを認める幅を持つことが大切です。誤差を受け入れる姿勢が、前向きな職場づくりにつながります。
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