ゴルフを始めて、まずはクラブを振ることを好きになり、ボールに当てることができるようなった。今度は、ボールをまっすぐ飛ばせるようにする練習だ。以下、そのことについて、舞田本では、次のように説明している。引用は、通算で第46回目となる。
【引用はじめ】
シェイピングの例 第3段階「まっすぐ飛ぶようになる」
「クラブを振る」⇒「ボールに当てる」⇒「まっすぐ飛ばす」⇒「速くスイングする」
ボールに当てるということが難なくできるようになったら、次は、まっすぐ飛ばすという行動を強化する。打球がまっすぐ飛んだら「いい球だ!」と褒めるとか、10球連続でまっすぐ飛んだら褒めるといったことをする。
ここでもポイントは、この段階に至ったら、もうクラブを振るだけや、ボールに当てるだけのことでは褒めないという点である。
シェイピングでは、レベルの低い行動ができたら、今度は一段高い行動を強化することで、相手のレベルをステップ・バイ・ステップで上げてゆき、最終目標とする行動へと近づけてゆくのである。
舞田竜宜著・杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」2012年(日本経済新聞出版社刊) p.55~p.56
【引用おわり】
シェイピングにおける第3段階「まっすぐ飛ばす」ことができる練習を続けることになる。これだって、簡単にはできないかもしれない。その時は、1球でも「まっすぐ飛ばす」ことができたら褒める。次に2球連続できたら、さらに4球連続、7球連続、そして10球連続といった具合にステップを上げていくのである。こうすることで、まっすぐ飛ばせるようになることを習得するのである。
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