行動のきっかけをつくる方法が3つある。その一つが「モデリング」だ。やってみせるという方法である。以下、そのことについて、舞田本では、次のように説明している。引用は、通算で第50回目となる。
【引用はじめ】
行動のきっかけとなる刺激には、「言語的指示」「モデリング」「身体的誘導」の3種類がある。
「言語的指示」とは、正しい行動を、言葉によって促進することであった。
それでは、「モデリング」とは、モデルを見せる、つまり模範を示すということだ。ゴルフで言うなら先生が正しいスイングをやってみせたり、プロのスイングを見せたりするのがそれにあたる。
舞田竜宜著・杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」2012年(日本経済新聞出版社刊) p.59~p.60
【引用おわり】
初心者にとっては、目的の行動をどうすればいいか分からない。そうなると、こうしたらと、よく言葉がけなどをする。しかし、それだけでは簡単には分からない。じゃーやってみせようかとなる。「モデリング」という方法だ。どうするかを、やってみせるのである。相手はなるほどと、そのとおりやってみる。初めはなかなかモデルどおりにはいかない。でも、繰り返すうちに、モデルのようにできるようになる。
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