ゴルフが上手になるには、それ相当の経験が必要である。初心者がゴルフクラブを格好良く振ってカップインなんてことはあり得ない。まずはクラブを振ることそのものがうまくいかない。クラブをボールにうまく当ててまっすぐ飛ばすまでだって練習を積むことが必要だ。以下、そのことについて、舞田本では、次のように説明している。引用は、通算で第44回目となる。
【引用はじめ】
シェイピングの例 第1段階「クラブを振ることが好きになる」
「クラブを振る」⇒「ボールに当てる」⇒「まっすぐ飛ばす」⇒「速くスイングする」
たとえば、まずはクラブを振る行動から強化する。降るたびに「良いスイングだ!」と褒めてもいいし、100回振るという目標を立てておいて、それが達成できたら褒める、というのでもよいだろう。何回振るというような目標は、達成できたことが自分でも分かるから、達成感も得やすくていいだろう。
このようなことから始めると、まずクラブを振ること自体が好きになる。「クラブに親しむ」状態ができる。好きこそものの上手なれというが、まずはとにかくクラブを振ることが好きになれば、たくさん振るようになるから、それだけ上達するようになる。
舞田竜宜著・杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」2012年(日本経済新聞出版社刊) p.52~p.53
【引用おわり】
ゴルフ好きにするには、第一歩がクラブを振ることを好きにすることが大事だ。そのための段階的に目標を達成するには、シェイピングを用いるのだ。速くスイングできるるまでには、段階的にステップを踏んでの練習を積むことだ。クラブを振って、確実にボールに当てられるようにする。それができるようになったら、まっすぐボールを飛ばせるまで練習する。さらに、速いスイングができるようにする。まず、クラブを振ることが好きになる、第一段階が達成できるということだ。
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