プロゴルファーは、試合におけるショットの状況をきちっと覚えている。それがアマチュアとの大きな違いである。以下、そのことについて、舞田本では、次のように説明している。引用は、通算で第68回目となる。
【引用はじめ】
「ゴルフをする」という包括的に表現される行動を課題分析すると、
- ドライバーショット
- アイアンショット
- アプローチショット
- パット
という4つの行動がある。
問題は、それを知ったうえで、強化の選択と集中をしているかということである。プロゴルファーは、ラウンド中の自分のショットを全て覚えており、あとで、「きょう自分はドライバーショットを14回中、4回曲げた」とか、「パット36本中、3本は芯に当たっていなかった」などと振り返ることができる。そうすると、自分の課題がどこにあるのか客観的・定量的に把握することができるから、この後どこを中心に練習すればよいかを絞り込むことができる。
舞田竜宜著・杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」2012年(日本経済新聞出版社刊) p.81~p.82
【引用おわり】
プロゴルファーは、自分のショットを明確に記憶することができる。何が良くなかったか定量的に振り返ることができるのだ。そうすることで、どこをどうすれば良いかあらためて練習することになる。客観的なデータによって、自分の課題を明確にして修正をはかるのである。
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