2022年5月14日土曜日

一連の行動連鎖を順番に強化するフォワード・チェイニング

   チェイニングのやり方には、一連の行動連鎖を前から順番に強化してゆく方法と、最終行動から逆に強化してゆく方法がある。以下、そのことについて、舞田本では、次のように説明している。引用は、通算で第55回目となる。

【引用はじめ】

 フォワード・チェイニング 一連の行動の連鎖(Chain)を、手前から順番に強化してゆく

 「営業する」

 「名刺交換する」できた(強化①)⇒「自社を紹介する」⇒「ニーズを聴く」⇒「提案をする」⇒「条件を詰める」⇒「契約する」⇒「受注を得る」リピート

 チェイニングにはフォワード(順行)・チェイニングと、バックワード(逆行)・チェイニングの2種類がある。

 フォワード・チェイニングは、一連の行動の連鎖を、手前から順番に強化してゆく。営業の例で言えば、新人にはまず名刺交換することから強化してゆくのである。

舞田竜宜著・杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」2012年(日本経済新聞出版社刊) p.69

【引用おわり】

 チェイニングによって、一連の行動連鎖がうまく成し遂げられるようにするには、順番に強化してゆくか、逆から強化してゆくかは、その時の条件によってやりやすいほうを選ぶことになる。 その場合、成功の満足感を得られやすいほうを選ぶのがいい。

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