2022年5月3日火曜日

難しい課題にはどのように取り組むか

   ゴルフなどにおいて、初心者が格好良くスイングができるようになるのは簡単ではない。失敗が続くと、ゴルフすることをあきらめたりする。そうならないようにするにはどうするか。以下、そのことについて、舞田本では、次のように説明している。引用は、通算で第43回目となる。

【引用はじめ】

 私たちが身につけようとする行動には、一朝一夕には身につかない難しいものが多い。

 たとえばゴルフで、初心者が格好良く打てるようになりたいと思っても、そう簡単にはいかないだろう。まずはボールに当てるのが一苦労。まっすぐ飛ばすなどは、なかなかできることではないし、ましてや飛距離を出すために速くスイングなどしようものなら、まっすぐ飛ばないどころかボールにすら当たらず、格好悪い空振りに終わってしまうこともある。それを繰り返しているうちに、やがてクラブを振ることも嫌になる。

 そこで、こういう場合にはシェイピングという方法を使おう。シェイピングとは、ある目標に向かって、段階的に強化(弱化)していく方法である。

舞田竜宜著・杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」2012年(日本経済新聞出版社刊) p.51~p.52

【引用おわり】

 難しい課題に対して、どのようにすればその課題がうまく解決できるようになるか。それには、目標となる課題を段階的に強化(弱化)するのがいい。シェイピングという方法である。易しい課題からだんだんと難しい課題(目標)までたどり着くようにする方法である。 

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