上司に部下が相談することが定着するためには、上司が部下に対して笑顔で応対する必要がある。それも相談に来るたびにそうした笑顔で迎えるのである。笑顔を一回したからいいというわけにはいかない。以下、そのことについて、舞田本では、次のように説明している。引用は、通算で第218回目となる。
【引用はじめ】
- 行動に影響を与えるためには、強化は一回だけでは足りない。
- 上司が一度だけ笑顔を見せたからといって、それですぐに部下がどんどん相談に来ると考えるのは甘い。
- 部下からの相談には常に笑顔で応える。
舞田竜宜著・杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」2012年(日本経済新聞出版社刊)p.20
【引用おわり】
上司の笑顔は部下の相談行動に影響を与える。部下が相談すると、上司はとても喜んでくれるのだ。上司の笑顔が部下が相談することを強化する。それも上司の笑顔を繰り返すことがとても大事である。行動を強化するのを繰り返すことで、行動は変われるのである。
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