課長が部下の仕事の支援をする。単に、仕事を「丸投げ」することなく、任せるやり方をどうするか。そこは工夫しなければならない。以下、そのことについて、舞田本では、次のように説明している。引用は、通算で第200回目となる。
【引用はじめ】
部下に対する支援のあり方では、次の3つのことを強化しましょう。
- 部下のために任せているのだ、という意図を伝える
- 任せた後に、適宜状況を把握する
- 部下が壁に突き当たったときに助言する
部下に任せることを伝えて、部下の納得を得ます。次に、任せた後に頻繁に状況を把握する、という行動を強化します。仕事の状況を把握するミーティングなどを強化するのです。そして、部下に適切な助言ができれば、部下も感謝してくれます。
舞田竜宜著・杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」2012年(日本経済新聞出版社刊)p.197~p.199
【引用おわり】
課長による適切な支援があれば、部下の仕事も効率的で的確なものとなる。それには、まず仕事を部下に任せることである。その意図についてもしっかり伝えなければならない。そして、仕事の進捗状況を聞き取り、問題なく進んでいるか把握しておくことだ。また、問題が生じていた時には、適切な助言を与える。こうしたことによって、部下とのコミュニケーションもしっかりとれ、部下からの信頼も得られることになる。
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