部下が上司のところに相談に行く。上司が迷惑そうにしてきちんと対応してくれない。そんなことが繰り返されたら、相談に行こうとしなくなるのは確実である。相談行動が消去されることになる。さらに、相談に行っても上司は相手にしてくれるのだが、的確な解決が図れない。そうなったら、部下も上司はあてにならないと相談しなくなるだろう。
以下、そのことについて、舞田本では、次のように説明している。引用は、通算で第228回目となる。
【引用はじめ】
- 部下が上司に相談しても、いつも問題は解決しない
- 問題が解決しないとしたら、「相談に行っても仕方がない」と思って、相談には行かなくなる
舞田竜宜著・杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」2012年(日本経済新聞出版社刊)p.26~p.27
【引用おわり】
部下は上司に相談に行くのは、何らかの問題解決を期待しているからである。そうしたことがうまくいけば、部下の相談行動も繰り返すようになる。しかし、期待通りにいかないことが繰り返されれば、相談行動も消去されることになる。
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