組織を良くしたい。どうするか。組織を構成する一人ひとりが努力する。互いの適切な行動を強化するのである。以下、そのことについて、舞田本では、次のように説明している。引用は、通算で第207回目となる。
【引用はじめ】
組織は、人と人との相互作用によって成り立っています。こちらが相手の行動を強化すると、その結果が自分の行動を強化してくれることもよくあります。また、相手が適切な行動をしてくれないせいで、自分も良い行動ができないのだと思える場面もあるでしょう。
でも、その場面を分析してみると、もしかしたら相手が適切な行動をしていないのは、自分(あなた自身)が相手の行動を消去したり弱化したりしているためかもしれません。
組織を良くするのは、誰の責任でもない、私たち一人ひとりの責任だと言えるのではないでしょうか。
舞田竜宜著・杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」2012年(日本経済新聞出版社刊)p.203
【引用おわり】
組織は一人ひとりの相互関係で成り立っている。組織がより良いものになるためには、人と人の関係が良くなければならない。互いの行動が良きものであれば、強化される。その行動が良くなければ消去や弱化される関係である。良き組織づくりのために、一人ひとりが責任ある行動に努めるのである。
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