上司が部下の相談に対して、適切な解決策を示したり、アドバイスをしていればいいのだが。それがうまくいってなければ、部下は上司への相談をしなくなる可能性が大きい。以下、そのことについて、舞田本では、次のように説明している。引用は、通算で第219回目となる。
【引用はじめ】
- 部下からの相談に対して、常に適切な解決策を与えているか。
- 部下の気持ちが救われるようなアドバイスをしているか。
- あの上司に相談に行っても、問題はちっとも解決しない。
舞田竜宜著・杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」2012年(日本経済新聞出版社刊)p.20
【引用おわり】
部下の上司に対する相談行動を強化するには、適切な解決がもたらされることが重要だ。相談しても、問題が解決されなかったら相談に行くこともだんだんと少なくなる。相談するという行動が強化されないためだ。適切なアドバイスがなされてはじめて、部下の相談行動も増えるのである。相談することが強化されるのである。
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