課長は部長の発言に対して、批判や否定することが多かった。しかし、部長の発言の中で納得する内容もあるはずだ。それに注意を向け強化する態度が示せるといいのだが。以下、そのことについて、舞田本では、次のように説明している。引用は、通算で第202回目となる。
【引用はじめ】
課長が部長の話を聞いていて、納得できる点や同意できる点を見つけたら部長を褒めるよう促すことができるようにすることです。
今ままでの合点がゆかないところや不服な言葉に向かっていた注意力を、これからは逆のことに向けさせるのです。そして、納得できる点には大きく頷き、同意できる点にははっきり賛成することで、部長が課長の考えに沿ったことを言うよう強化してゆくのです。
舞田竜宜著・杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」2012年(日本経済新聞出版社刊)p.200
【引用おわり】
課長だって部長の発言の何もかもが納得できないなんてことはない。部長のここはいいといったことを見つけて、少しずつそうした発言を述べるのである。そうすれば、部長も課長に対して良き感情を持つようになる。そうすることを繰り返していけば、徐々に二人の関係も良くなり、発言内容も発展的なものになっていくはずだ。
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