会議などにおいて、発言を促すために議長などが「質問や意見をどうぞ」と「言語的指示」をする。発言のきっかけを与えるのである。以下、そのことについて、舞田本では、次のように説明している。引用は、通算で第275 回目となる。
【引用はじめ】
- 職場の会議において、皆が「発言する」のが望ましい行動だ。
- もし誰も発言しなかったら、会議の主催者(議長)はどうするか。
- 「何か意見はありませんか?」と聞いたり、「意見を述べてください」と言ったりするだろう。
- これは、発言するという行動を促すための言語的指示である。
- 業務マニュアルなども、言葉で記述してあるものは言語的指示と言える。
舞田竜宜著・杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」2012年(日本経済新聞出版社刊)p.61~p.62
【引用おわり】
議長が会議を盛り上げるために発言を促す。それに促されて、参加者から質問や意見が出る。活発な会議により、テーマが整理され掘り下げられる。議長の適切な「言語的指示」によって、より良い会議にすることができる。発言者も発言行動が強化されて、会議そのものが活発になってゆく。
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