職場において、先輩のしている仕事をまねて学ぶ。モデリングによって、仕事を身につけるのである。得意先への訪問、電話のしかた、接客などを見よう見まねで身につけている。以下、そのことについて、舞田本では、次のように説明している。引用は、通算で第276 回目となる。
【引用はじめ】
- モデリングは、先輩が「背中を見せる」ことなどが良い例だ。
- 先輩がモデル(模範)となって正しい行動をしてみせ、後輩はそれを見て学ぶ。
- 昔はОJT(オン・ザ・ジョブ・トレーニング)として、新人は先輩のカバン持ちをするという慣習が一般であった。
- これがまさにモデリングであった。
- 営業研修などで、凄腕セールスマンが登場するビデオを使って正しい営業の仕方を学ばせることもモデリングの一種である。
舞田竜宜著・杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」2012年(日本経済新聞出版社刊)p.62
【引用おわり】
先輩たちの行動を見て、職場においてすべきことを学んでいる。新人にはモデリングで身につけることが多い。こうすればうまくいくんだなと、その通りやってみる。その結果、うまくいったという経験によって、新たな行動を自分のものにすることができる。
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