行動を正しくマスターするには、感覚的に覚えることが必要である。そのために、行動を引き出すきっかけとして、「言語指示」「モデリング」「身体的誘導」などが用いられる。以下、そのことについて、舞田本では、次のように説明している。引用は、通算で第273 回目となる。
【引用はじめ】
- 行動に関する正しい感覚を感じさせるために、行動のきっかけなる刺激があるのだ。
- 言語的指示だけで感覚を理解することができないときには、より感覚的理解のできるモデリングが用いられる。
- それでも足りないときには、実際に自分の体に正しい行動を感じさせる身体的誘導が有効なのである。
舞田竜宜著・杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」2012年(日本経済新聞出版社刊)p.61
【引用おわり】
正しい行動を身につけるには、行動を導くきっかけが必要となる。それが「言語指示」によって、「ああして、こうして」と言葉を用いる。それでうまくいかないと、「モデリング」によって、模範を示してそのとおりできるようにする。それでもうまくいかないとなれば、「身体的誘導」で、手とり足とりして動き方を教えるのである。感覚的に行動の仕方を学んでもらうことになる。
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