ゴルフ初心者にとって、速くスイングできるようになるまで簡単ではない。そのためには、段階的な練習を繰り返す必要がある。速くスイングするステップにおいて、前段階でできていたまっすぐ飛ばすことができなくなる。そうしたら、再度、前段階のまっすぐ飛ばす練習に戻ってそれができるようになったら、速くスイングするステップの練習をするようにするのだ。以下、そのことについて、舞田本では、次のように説明している。引用は、通算で第265回目となる。
【引用はじめ】
- 多くの初心者は、早くスイングしようとすると軌道が乱れ、ボールがまっすぐ飛ばなくなる。
- そうなったら、どうするか?
- シェイピングでは、強化する行動が次の段階に移ったら前段階の行動は強化しないのが原則だといったが、このような状態で、ただ速くクラブを振ることだけを強化しても、格好よく打つという最終目標には到達しない。
- ゴルフのスコアも目茶苦茶だろう。
- 前段階の行動ができなくなってしまったときには、いったん前の段階に戻って、強化をし直すのがシェイピングのセオリーだ。
- 速くスイングしたらまっすぐ飛ばなくなってしまったというのなら、もう一度、まっすぐ飛ばすことを強化する。
- それをしばらくの間続けて、再び難なくまっすぐとばすことができるようになったら、また速いスイングの強化に進むのだ。
舞田竜宜著・杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」2012年(日本経済新聞出版社刊)p.57
【引用おわり】
最終目標まで到達するには、中間目標を行きつ戻りつを繰り返すことがある。それでも難しかったら、中間目標のさらなる中間目標の設定も必要になる。できるだけ失敗がないようにステップバイステップによる実践を行うのがいい。成功による強化を繰り返されるようにするシェイピングができるようにするのだ。
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