適切な行動の直後に、強化すればその行動は増える。こうしたことがわかったとしても、こうした行動がいつどこでどのように自発しているかわかりにくい。明確に把握しないまま、対応していることも多いのだ。それではうまくいかない。以下、そのことについて、舞田本では、次のように説明している。引用は、通算で第308回目となる。
【引用はじめ】
- 強化をすれば、行動は変わる。
- しかし私たちは、どこを強化したらいいのか、選択と集中をしないことが多い。
- できないことがたくさんあると、その全てをさみだれ式に直そうとする。
- それでは効果は上がりにくい。
舞田竜宜著・杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」2012年(日本経済新聞出版社刊)p.80
【引用おわり】
効果的に強化することで、行動を変えるにはどうするか。思いつきで強化してもうまくいかない。どんな行動をどのようなタイミングで強化するか、追求することが大事である。その場合、複雑な行動について、課題分析するのが有効となる。
0 件のコメント:
コメントを投稿