上司の前と仲間の前では、行動のしかたも違ってくる。その場の「空気」に合わせて、行動している。以下、そのことについて、舞田本では、次のように説明している。引用は、通算で第315回目となる。
【引用はじめ】
- 人は無意識のうちに、先行条件(A)によって行動を使い分けている。
- それは、「空気を読む」という言葉で表される。
- 仲間内では突拍子もないアイデアを言う人であっても、偉い人が集まる会議ではたいていは黙っておとなしくしているだろう。
- それが「空気を読む」と言われることだ。
- 行動分析学を使えばきちんとした理論的説明がつけられる。
舞田竜宜著・杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」2012年(日本経済新聞出版社刊)p.85
【引用おわり】
突拍子もないアイデアは、上司の前で言うと白い目で見られたり、無視されるので、無難なアイデアしか言わない。それに比べて、仲間内だとそれが面白がられる。その場に応じた行動をするようになる。相手に合わせて行動をする。それが俗に言う「空気を読む」ということだ。
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