2023年1月14日土曜日

経験者に対する育成法

 新人にはチェイニングなどによって未経験の行動を学ばせていくのがいい。経験を積んだ社員には、身につけるべき行動の強みや弱みを、課題分析などによって明確にするのがいい。以下、そのことについて、舞田本では、次のように説明している。引用は、通算で第302回目となる。

【引用はじめ】

  • 営業において、まだ何も知らない、これから全てを一から学ぶ新人に対してはチェイニングを施す。
  • 経験者に対しては、どのような育成法が効果的なのだろうか。
  • 経験者に関しては、各人の持つ強み弱みを明確にすることが大切だ。
  • そこで、自社の営業が身につけるべき行動を課題分析し、それに基づき各人のアセスメントを行う。

舞田竜宜著・杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」2012年(日本経済新聞出版社刊)p.78

【引用おわり】

 経験者にとって、自らの得意不得意を分かっているかというと、意外に分かっていないことが多い。どんな行動すればいいかあいまいになっているからである。そこを課題分析して、どんな行動の要素でつまずいているか明確にすることで、さらに一層の成長を目指すのである。経験者の成長を促す方策にとっても、課題分析は役立つ。

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