「突拍子もないアイデアを言うと」、その結果の違いによって、弱化や消去されたり、強化されたりする。それは、ABC分析によって、明らかになる。以下、そのことについて、舞田本では、次のように説明している。引用は、通算で第314回目となる。
【引用はじめ】
- ABC分析の3つの例を次に示してみる。
- A(先行条件)偉い人が集まる会議で→B(行動)突拍子もないアイデアを言うと→C(結果)白い目で見られる (弱化)
- A(先行条件)偉い人が集まる会議で→B(行動)突拍子もないアイデアを言うと→C(結果)無視される (消去)
- A(先行条件)仲間内で→B(行動)突拍子もないアイデアを言うと→C(結果)面白がられる/称賛される (強化)
舞田竜宜著・杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」2012年(日本経済新聞出版社刊)p.84~p.85
【引用おわり】
ABC分析は、一つの行動を「先行条件」「行動」「結果」の3つの観点から明らかにする。それによって、その行動が強化されるか、弱化あるいは消去されるかを明確にするのである。
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