2023年1月13日金曜日

課題分析の効用

 困難な課題を成し遂げるには、その課題を構成している行動を細分化するのがいい。細分化した行動を一つずつ成し遂げていくのである。課題を個別に分けて明らかにすることを「課題分析」という。この課題分析すると何がいいか。以下、そのことについて、舞田本では、次のように説明している。引用は、通算で第301回目となる。

【引用はじめ】

  • 複雑な行動や、いくつもの行動がつながって一連の行動になっているものを、個々の構成要素に分けることを課題分析という。
  • 課題分析をすることの効用は、一つにはチェイニングができるようになるということである。
  • もう一つの効用として、行動強化や学習のターゲットをピンポイントで絞り込むことができるということである。

舞田竜宜著・杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」2012年(日本経済新聞出版社刊)p.77~p.78

【引用おわり】

 課題分析すれば、個々の構成要素をひとつながりにすることができる。チェイニングによって、困難な課題を達成しやすくすることができる。さらに、個々の行動ができるたびに強化しやすい。何をすべきかが明確でやるべきことがはっきりしている。課題分析することで、困難な課題にも取り組みやすくできる。

0 件のコメント:

コメントを投稿