リーダーの役割は、部下が組織の業績を高めることに、集中するよう導くことである。それが自発的に行われるようにすることである。そのことについて、島宗リーダー本による第16回目の引用である。
【引用はじめ】
リーダーの仕事は、部下から、
- 「業績を生み出すのに重要な行動」の、
- 「自主的な実行」を、
- 「引き出し、維持すること」ことである。
まず、「業績を生み出すのに重要な行動」とは、どういうことか。
部下の行動をいかに引き出せるかが上司の腕の見せどころであるということに異論はないにしても、それがどのような行動でもいいというわけではありません。
会社や事業の成功を導く行動とそうではない行動を見分け、前者に選択集中することが肝心です。
行動を見極める選球眼は、経験によって鍛えられることもあります。でも、大多数の人にとっては、意識さえされない力量であり、それゆえに習得することも難しいスキルです。
これを行動化や焦点化として明示し、誰にでも学び、使えるようにします。
(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる! リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.19~p.20 )
【引用おわり】
部下たちは、自らの行動によって、組織の業績を生み出そうと努力し続けられるようにすることが求められる。そうするにはどんなことが必要か。組織にとって重要なことについて、焦点化してそれが行動に結びつくようにすることである。そうした行動が維持発展できるようにすることだ。
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