シャリパ族が、テナ族の星で希少物質ノップニップの採掘を手掛けて10年になった。X社・Y社・Z社の業績に差が出てきた。ほとんど同条件でやっているのだが、ノッブニップの収穫量に大きな違いが出てきている。島宗リーダー本による第7回目の引用である。
【引用はじめ】
10年が経過すると3社ともそれなりの業績を上げるようになりましたが、徐々に会社ごとの違いが明らかになってきました。
X社の採取量は安定していましたが、頭打ちです。それに作業中の事故が多く、テナ族社員の求職者や退職者もかなりの数に上っています。
Y社の採取量はX社と同じくらいですが、テナ族社員は健康で、楽しそうに仕事をしています。
Z社の採取量は、X社、Y社を凌駕していて、さらに伸びています。テナ族社員は健康で、楽しそうに仕事しているだけではなく、社員同士で話し合ったりしているようです。手掘りに使うスコップの形や材質も改善を重ねています。
3社のプラントがある各地域に、地理的、気候的な差があるわけではありません。ノップニップの埋蔵量にも、テナ族の集落の文化や教育の程度にも大差はありません。給与の平均も同じです。
(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる! リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.15 )
【引用おわり】
3社の違いは何なんだろう。働き方や働かせ方の違いから、差が出てきているのではないかと推察される。それは具体的にどんなものか明らかにする必要がある。
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