数十人の部下を持つ中田さんは、実力のある人だが、どうも部下からは煙たい存在とみられている。部下には、親しみを持てない近寄りがたい人とみなされているのだ。そのことについて、島宗リーダー本による第28回目の引用である。
【引用はじめ】
「あの人はプライドが高くて近寄りがたい」部下からそう思われていた上司がいました。中田さんです。専門的な知識も豊富で、実績もあり、周囲から一目置かれていた存在でした。
中田さんには数十人の部下がいて、世界各国の原油資源を売買していました。
彼のオフィスは部下たちのデスクを見下ろせる、吹き抜けの上階にありましたが、部下たちは陰でその場所を"上"と呼んでいました。「今日"上"来てる?」というように。
(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる! リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.26 )
【引用おわり】
上司の中田さんは、部下との距離が遠い存在とみなされている。これでは、部下にとっても、中田さんにとってもいい関係ではない。もっと親しみの持てる関係をつくる必要がある。部下から中田さんが“上”などと呼ばれていることじたい問題だ。
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