個人の特性だけに着目していても、何の解決につながらないことが多い。それよりは、いかなる行動をすべきかに着目することで、問題解決につなげることが可能だ。そのことについて、島宗リーダー本による第34回目の引用である。
【引用はじめ】
「個人攻撃の罠」から抜け出すには、個人の特性ではなく行動、そして行動を引き起こし、継続させる環境づくりに、視点を180度転換する必要があります。
上司である人見知りの中田さんにもできる行動を見つけ、その行動が確実に実行される環境づくりを進めることがポジティブな行動マネジメントのアプローチです。
ポジティブな行動マネジメントの要となる「環境」は、行動を増やしたり、減らしたりすることです。行動分析学ではこれを随伴性と呼んでいます。
行動は随伴性を変えると変わります。ある行動を変えるのに、随伴性のどこをどのように変えればいいのかを判断するのに、行動分析学が発見してきた様々な公式を用いるのです。
(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる! リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.28~p.29 )
【引用おわり】
個人の特性にこだわって「個人攻撃の罠」にはまっても、なんら問題解決を図ることができない。 行動を変える環境、すなわち随伴性を変えることによって、新たな行動を生み出すような働きかけが大切である。
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