リーダーシップは、業績を向上するためには、重要な要素である。リーダーが部下に対してどう対応するかで、組織の業績も大きく違ってくる。部下に対して、きつすぎたり、優しすぎたりするリーダーシップは、業績を高めることになるだろうか。そのことについて、島宗リーダー本による第26回目の引用である。
【引用はじめ】
リーダーの行動は業績を飛躍的に伸ばす可能性がある一方で、会社に取り返しのつかないダメージを与えることもあります。
強い口調で指示を出し、目標を達成しないときやミスがあったときに怒りをあらわにすることで、部下の行動を統率する上司もいるでしょう。
そのことで一時的に高い業績が実現したとしても、部下に不安や不満がたまり、離職者が増えたり、メンタルヘルスに不調をきたして求職者が出たりすると、そうしたコストがいずれ経営を悪化させます。
しかし、部下に優しく、慕われているのであればいいというわけではありません。業績を上げるための部下の行動を増やせないようなら、ブラック上司に比べれば発覚しにくいものの、会社にとっては見えないリスクになります。
(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる! リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.25 )
【引用おわり】
組織に対して、リスクを与えるようなリーダーシップは要注意である。部下の失敗を罰するようなやり方を多用するのは問題を生じさせる。逆に、部下任せで放任主義であっても問題だ。仕事がうまくいったら適時適切な対応をし、失敗したことには次の対策に関してアドバイスをするなどである。部下がリーダーとの関係に信頼をおけるようにすることだ。
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