ここで例として引用されている中田さんは、部下からの信頼に欠けている。部下とのコミュニケーション不足と言っていい。そのことについて、島宗リーダー本による第29回目の引用である。
【引用はじめ】
中田さんの部門の業績は順調でしたが、彼がさらに昇格するには、乗り越えなければならない課題がありました。部下からの信頼です。
人事部が行う社内評価では、田中さんが部下から信頼されていないことが明らかでした。
「業績や自分の出世にしか興味がない」、「冷たい」、「部下の仕事に無関心」、「部下を指導する気がない」など、厳しい声が出てきます。全体の業績はそこそこ良かったのですが、チーム内はギスギスしていて、離職者が続出しているというのが人事部の懸念だったのです。
部下からの人望がないことに、彼も内心気づいていました。それどころが、それが大きな悩みでもあったのです。
(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる! リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.26~p.27 )
【引用おわり】
リーダーとしての中田さんは、実績のある人だが、どうも部下との関係がうまくいってない。頼りがいのある人とは思われてない。本人もそのことを気にしている。どうすればよいか。もっと部下をまとめられるようにするには、何をすればよいのか。信頼を得られるための行動のあり方はいかにあるべきか。
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