リーダーの部下に対するやり方しだいで、部下の行動も自主的な行動が促されるかどうか変わってくる。そのことについて、島宗リーダー本による第17回目の引用である。
【引用はじめ】
リーダーの仕事は、部下から、
- 「業績を生み出すのに重要な行動」の、
- 「自主的な実行」を、
- 「引き出し、維持すること」ことである。
2番目の「自主的な行動」とは、どういうことか。リーダーの行動によって部下の行動に大きな違いが生まれます。次のように、3つの違いがあります。
上司に叱られないように最低限の仕事しかしない。部下にとって、仕事は「やらなければならないこと」です。
上司の指示どおりの仕事をする。部下にとって、仕事は「言われた通りにすればうまくいくこと」です。
上司は叱ったり、指示したりしないのに、部下は夢中に仕事をやっています。部下にとって、仕事は「やりたくてやっていること」です。
(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる! リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.20 )
【引用おわり】
上司に叱られて仕事することを続けるというのは、結局、義務的に仕事をやることになる。上司の指示どおりにしか仕事をしなければ、指示待ちになってしまう。部下は自ら仕事の効率を上げようと進んで仕事に取り組むことができるようになるのが一番だ。その場合は、特別上司が叱ったり、指示するわけでない。上司は部下の様子を見て報告を待つだけである。
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