リーダーシップを能力や性格などの個人の特性ばかりに目に向けても、問題の解決にはなりにくい。能力を高めるとか性格を変えようなどといっても、本人のせいばかりにしてしまう。本人が心を入れ替えてなんとかしろといっているに過ぎない。それで何とかなるものだろうか。そのことについて、島宗リーダー本による第33回目の引用である。
【引用はじめ】
リーダーシップは、人となりとして語られがちです。ところが、性格や能力など、個人の特性のみに目を向けていると、うまくいかないときにその人を責めるしか手がなくなります。
業績が思うように上がらないときに、上司や部下の性格や能力を問題視するだけで、解決のための工夫をしなくなってしまうことを、「個人攻撃の罠」と呼びます。
この罠から抜け出すには、個人の特性ではなく行動、そして行動を引き起こし、継続させる環境づくりに、視点を180度転換する必要があります。
(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる! リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.28 )
【引用おわり】
リーダーシップを発揮するためには、発揮しやすい環境づくりが必要だ。リーダーの性格や能力などばかり問題にするだけでは、解決を図ることは難しい。解決に向けた手立てを見いだそうすることがないからだ。これでは、「個人攻撃の罠」に陥っていることになるばかり。リーダーシップを図ることができる具体的工夫がなければならない。
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