2023年12月31日日曜日

【利用者向け762】大みそか

 今日(きょう)は 令和(れいわ)5年12月31日 日曜日(にちようび)。

 今日(きょう)は 「大(おお)みそか」。

 今年(ことし) 最後(さいご)の日です。

 「年越(としこ)しそば」を 食(た)べて 次(つぎ)の年(とし)をむかえます。

 除夜(じょや)の鐘(かね)が お寺(てら)では 鳴(な)らされます。

 紅白歌合戦(こうはくうたがっせん)も 見(み)たりします。

 みなさんも いい年(とし)をむかえましょう。

 


島宗リーダー本97「行動を増やす強化、行動を減らす弱化」

 その行動が増えたり、減ったりするのは行動の直後の後続事象の状況しだいで決まる。そうした内容について、島宗リーダー本による第97回目の引用である。

【引用はじめ】

 行動の後に出現したとき、その行動の将来の頻度を増やす後続事象を好子、行動の後に出現したとき、その行動の将来の頻度を減らす後続事象を嫌子と呼んでいます。

 行動の後に好子が出現することでその行動の将来の頻度が増えることを強化、行動の後に嫌子が出現することでその行動の将来の頻度が減ることを弱化と呼んでいます。

(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる! リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.59 )

【引用おわり】

 行動の頻度を増やす後続事象は好子であり、行動を減らす後続事象は嫌子だ。その結果、行動が増えることは強化、行動が減ることは弱化である。こうした手続きをうまく活用すると、生活にも仕事にも便利なツールとすることができる。 

2023年12月30日土曜日

【利用者向け761】今年も残すところあと二日

 今日(きょう)は 令和(れいわ)5年12月30日 土曜日(どようび)。

 今年(ことし)も 残(のこ)すところ 今日(きょう)も 含(ふく)めて あと二日(ふつか)。

 令和(れいわ)5年が 終(お)わり 西暦(せいれき)2023年が 終(お)わります。

 今年(ことし) みなさんは どんなこと がんばりましたか。

 一生(いっしょう)けん命(めい) 作業(さぎょう)なども がんばることが

 できたんじゃないですか。 

 のぞみの家(いえ)まつりも することができて良(よ)かった。

 来年(らいねん)も いい年(とし)にするために かんばろうね。

島宗リーダー本96「個人攻撃の罠にはまって思考停止」

  中田さんは"人見知り"だから、「部下に話しかける」ことが苦手だ。だから、この性格を変えないと部下にはうまく話しかけることができない。こうした決めつけが、あきらめをうむことになってしまう。個人攻撃の罠にはまっている結果である。そうした内容について、島宗リーダー本による第96回目の引用である。

【引用はじめ】

 "人見知り"な性格が原因で部下に話しかけないのだと思い込んでいた中田さんですが、状況が変われば話しかけるのですから、性格が決定的な要因とは言えません。

 個人攻撃の罠にはまると思考停止状態になり、それ以上、行動を変える要因について考えなくなってしまいます。

 そんなときにABC分析で随伴性を推定してみると、標的行動に影響している様々な要因が見えてきます。

 行動を変えるにはどうすればよいか、その手掛かりもつかめるようになります。

(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる! リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.59 )

【引用おわり】

 個人攻撃の罠にはまって、性格をなおさないとなどと思考停止状態に陥る。これでは問題行動の改善が難しくなるばかり。それよりも、標的行動に影響している要因の分析を行う方がいい。先行事象→標的行動→後続事象の関係を明らかにするのである。 

2023年12月29日金曜日

【利用者向け760】今日から正月休み

 今日(きょう)は 令和(れいわ)5年12月29日 金曜日(きんようび)。

 今日(きょう)から 正月(しょうがつ)休(やす)みです。

 正月(しょうがつ)休(やす)みは 12月29日から 1月3日までです。

 お家で ゆっくり 過ごすことになりますね。

 テレビを 見(み)たり おせち料理(りょうり)を 食べたりするか。

 神社(じんじゃ)に 初(はつ)もうでに 出(で)かけたりもしますね。 

島宗リーダー本95「標的行動をABC分析すると」

  中田さんが「部下に話しかける」ときの状況を、ABC分析するとどうなるか。先行事象、標的行動、後続事象と並べて記述するとわかりやすい。そうした内容について、島宗リーダー本による第95回目の引用である。

【引用はじめ】

 中田さんにとっての「部下に話しかける」という標的行動を、ABC分析すると次のとおりである。

先行事象(A) 「部下からの情報が必要なときに」「中田さんのオフィスで」「会議中に」

標的行動(B) 「部下に話しかける」

後続事象(C) 「部下の仕事が中断しない」(ー) 「部下が戸惑った表情をしない」(ー) 「他の部下がざわつかない」(ー) 「部下から情報が得られる」 (↑)

(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる! リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.58 )

【引用おわり】

 「部下に話しかける」という標的行動の直後の「後続事象」では、どのような状況が生ずるかを明らかにするのである。そうすると、将来において標的行動の「部下に話しかける」ことが増えるのは「部下から情報が得られる」ことだということがわかる。 

2023年12月28日木曜日

【利用者向け759】今日は終業式

 今日(きょう)は 令和(れいわ)5年12月28日 木曜日(もくようび)。

 今日(きょう)は 終業式(しゅうぎょうしき)があります。

 あと ボーナス支給日(しきゅうび)です。

 楽(たの)しみです。

 明日(あす)からは 年末休暇(ねんまつきゅうか)。

 12月29日から 1月3日まで 休(やす)みです。

 正月(しょうがつ)は どんなことをして 過(す)ごしますか。

 年越(としこ)しそば お雑煮(ぞうに)など ごちそうも たくさんあります。

 食(く)い過(す)ぎて 太(ふと)ったりするのが 心配(しんぱい)です。 

島宗リーダー本94「後続事象は行動にどう影響しているか」

  中田さんの「部下に話しかける」という標的行動について、その直後の後続事象によって、将来の行動にどのように影響するか予測できる。そうした内容について、島宗リーダー本による第94回目の引用である。

【引用はじめ】

 後続事象が将来の標的行動に及ぼす影響はどのように推測すればいいでしょうか。中田さんに話を聞けば、「部下の仕事が中断する」ことや「他の部下がざわつく」ことを気にしていたことがわかりますから、それがヒントになります。ただし、聞き取りによる情報はあくまでヒントです。当事者が信じていることが行動の原因とは限りません。より有効なのは、同じような標的行動が生じている場面を探して、比較することです。

 中田さんは、自分のオフィスに部下を呼び出したときには問題なく話しかけていました。会議のときも同じです。この様子をABC分析して比べることで、後続事象が行動に及ぼしている影響を推測するのです。

(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる! リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.58 )

【引用おわり】

 中田さんが「部下に話しかける」ことは、自分のオフィスだと抵抗ない。しかし、部下の仕事場においては、「話しづらい」と感じている。「部下の仕事を中断させてしまう」し、「他の部下がざわつく」からだ。場面によって、話しかけること一つとっても、やりやすいこととやりにくいことがわかる。 

2023年12月27日水曜日

【利用者向け758】ピーターパンの日

 今日(きょう)は 令和(れいわ)5年12月27日 水曜日(すいようび)。

  今日(きょう)は 「ピーターパンの日」です。

 ピーターパンの 物語(ものがたり)は 知(し)っている人(ひと)も

 多(おお)いはずです。

 童話劇(どうわげき)として 1904年12月27日 ロンドンで

 初演(しょえん)されました。

 イギリスの ジェームス・バリーが 原作者(げんさくしゃ)です。

 ウォルトディズニーの アニメーション映画(えいが)でも 有名(ゆうめい)です。

 ピーターパンは 大人(おとな)にならない 子(こ)どもとして ネバーランドで

 楽(たの)しい 冒険(ぼうけん)をする物語(ものがたり)です。



島宗リーダー本93「将来の標的行動に及ぼす影響は」

  中田さんは「部下に話しかける」という標的行動について、ビデオクリップ法によって、行動の直前と行動の直後の一連の流れを行動分析した。そうした内容について、島宗リーダー本による第93回目の引用である。

【引用はじめ】

 中田さんの「部下に話しかける」という標的行動の直前の状況や出来事の「先行事象(A)」(Antecedents)、その標的行動の直後の状況や出来事を「後続事象(C)」(Consequences)をABC分析すると次のとおりになります。

 先行事象(A) 「部下からの情報が必要なときに」「部下の席で」

 標的行動(B) 「部下に話しかける」

 後続事象(C) 「部下の仕事が中断する (↓) 」「部下が戸惑った表情をする (↓) 」「他の部下がざわつく (↓) 」「部下から情報が得られる (↑) 」 

 後続事象それぞれには括弧をつけ、矢印を書き入れ、その後続事象が将来の標的行動にどのように影響するか推測して示します。将来その行動を増やすと予測するなら上向き矢印(↑)を、減らすと予測するなら下向き矢印(↓)を、影響しないと予測するなら横線(ー)を、予測不可なら疑問符(?)を記入しておきます。

(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる! リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.57~p.58 )

【引用おわり】

 中田さんの「部下に話しかける」という標的行動の直後の後続事象によって、将来その行動を増やすか、減らすかを予測してみる。「部下の仕事が中断する」と今後の「部下に話しかける」行動は減る可能性が高い。逆に、「部下から情報が得られる」となれば、標的行動は増える可能性が高まる。このように、先行事象(A)、標的行動(B)、後続事象(C)とABC分析すると、標的行動が今後どのように変化するか予測しやすくなる。

2023年12月26日火曜日

【利用者向け757】風呂の日

 今日(きょう)は 令和(れいわ)5年12月26日 火曜日(かようび)。

 今日(きょう)は 「風呂(ふろ)の日」です。

 26日の日付(ひづけ)の ごろ合わせで 「ふ(2)ろ(6)」と 読(よ)ませる

 ところからきています。

 毎月(まいつき) 26日が 「風呂(ふろ)の日」です。

 風呂(ふろ)に入(はい)って 体(からだ)を せいけつにしましょう。

 体(からだ)も あたたまります。

 特(とく)に 寒(さむ)い日は 気持(きも)ちも 豊(ゆた)かになります。


   

島宗リーダー本92「ABC分析」

 上司の中田さんは部下に対して、なかなか話しかけられない。それをビデオクリップ法でイメージ化したものを、行動分析してみるとどうなるか。そうした内容について、島宗リーダー本による第92回目の引用である。

【引用はじめ】

 自分は"人見知り"な性格だからと、部下に話しかけずにいた中田さんが部下に話しかける時の様子をビデオクリップ法を使ってイメージ化しました。その時の、「標的行動(B)」(Target Behavior)は「部下に話しかける」行動です。 

 標的行動の直前の状況や出来事を「先行事象(A)」(Antecedents)と呼び、標的行動の直後の状況や出来事を「後続事象(C)」(Consequences)と呼びます。随伴性の分析は、標的行動に影響しそうな先行事象や後続事象を書き出すことから始めます。これをABC分析と呼んでいます。

 先行事象(A) 「部下からの情報が必要なときに」「部下の席で」

 標的行動(B) 「部下に話しかける」

 後続事象(C) 「部下の仕事が中断する (↓) 」「部下が戸惑った表情をする (↓) 」「他の部下がざわつく (↓) 」「部下から情報が得られる (↑) 」 

(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる! リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.57 )

【引用おわり】

 「部下に話しかける」という標的行動は、その直前にはどうなっているか。 その直後にはどうなっているか。直前、行動、直後の3つにわけた分析である。これをABC分析と呼ぶ。ABC分析によって、中田さんがかかわる行動がどうなっているか、その関係性を明らかにすることができる。それを手がかりに「直後」の状況がどうなっているかはっきりし、「行動」にどう影響しているかを知ることができるのだ。

2023年12月25日月曜日

【利用者向け756】クリスマス

 今日(きょう)は 令和(れいわ)5年12月25日 月曜日(げつようび)。

 今日(きょう)は クリスマスです。

 12月23日 土曜日(どようび)には のぞみの家(いえ)で クリスマス会(かい)を

 やりました。

 クリスマスコンサートも あって 楽(たの)しかったですね。

 クリスマスは キリスト教(きょう)の お祭(まつ)りです。

 イエス・キリストの 誕生(たんじょう)を祝(いわ)う日です。

 ヨーロッパでは 家族(かぞく)と一緒(いっしょ)に クリスマスツリーを 飾(かざ)り

 プレゼント交換(こうかん)をします。

  

島宗リーダー本91「中田さんが部下に話しかけるイメージ」

 上司の中田さんは性格が"人見知り"と自らを認識している。ただ、そうだとしてもそれが具体的にどんな行動に表れているか。それをビデオクリップ法でイメージ化するとどうなるか。そうした内容について、島宗リーダー本による第91回目の引用である。

【引用はじめ】

 自分は"人見知り"な性格だからと、部下に話しかけずにいた中田さんの事例を考えてみましょう。部下に話しかけることで部下の仕事が中断することを懸念していた中田さんですが、それでも月に一度くらいは話しかけていました。その時の様子をビデオクリップ法を使ってイメージしてみましょう。 

 中田さんが自分のオフィスから出て、下の階に降り、部下の席まで歩いて行き、「平田さん、A社の案件だけど、その後、どうなった?」と話しかけます。これに対し、平田さんは、それまでキーボード入力をしていた手を止め、振り返り、戸惑った表情をして、慌てて席を立とうとします。

 「いいよ、いいよ。座ったままで」と、中田さんも急いで平田さんを止めようとします。近くの席の部下たちが、何事かとこちらに視線を向けています。

(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる! リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.56~p.57 )

【引用おわり】

 ビデオクリップ法により、中田さんが部下の平田さんに話しかける様子を明らかにしてみる。その時、どんなことが問題になっているかはっきりする。平田さんが戸惑っている表情を示している。近くの部下たちがその様子を見て視線を集中させる。なんか特別のことが起きているという様子が分かるのである。 

2023年12月24日日曜日

【利用者向け755】クリスマスイブ

 今日(きょう)は 令和(れいわ)5年12月24日 日曜日(にちようび)。

 昨日(きのう)は のぞみの家(いえ)では クリスマス会(かい)を

 行(おこな)いました。

 今日(きょう)は クリスマスイブです。

 イエスキリストが 生(う)まれた前夜(ぜんや)です。

 世界中(せかいじゅう)で クリスマスが 祝(いわ)われます。



  

2023年12月23日土曜日

島宗リーダー本90「中田さんの人見知りの性格をイメージクリップ法で明らかにする」

 中田さんは自らを"人見知り"と思っている。"人見知り"とは、具体的にはどんなことを指して言っているのか。それが分からなければ、その問題をどうすればいいか分からない。そうした内容について、島宗リーダー本による第90回目の引用である。

【引用はじめ】

 自分は"人見知り"な性格だからと、部下に話しかけずにいた中田さんの事例を考えてみましょう。

 部下に話しかけることで部下の仕事が中断することを懸念してた中田さんですが、それでも月に一度くらいは話しかけていました。その時の様子をビデオクリップ法を使ってイメージしてみましょう。 

(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる! リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.56~p.57 )

【引用おわり】

 中田さんは、"人見知り"で部下に話しかけることが苦手である。しかし、たまには話しかけることもある。それをもっと明確にすることが必要だ。そのためには、ビテオクリップ法を用いるのがいい。それによって、中田さんの具体的行動をイメージ化することができる。 

【利用者向け754】クリスマス会

 今日(きょう)は 令和(れいわ)5年12月23日 土曜日(どようび)。

 小雪(こゆき)が まいちる一日(いちにち)に なりました。

 のぞみの家(いえ)は 土曜日(どようび)でしたが 通園日(つうえんび)でした。

 みんなで クリスマス会(かい) 楽(たの)しくできたんじゃないですか。

 作業室(さぎょうしつ)も クリスマス飾(かざ)りで いっぱいになりました。

 盛(も)り上(あ)がることが できて良(よ)かった。

   

島宗リーダー本89「人の行動を変える法則を理解したい」

 リーダーも部下も、どうすれば行動を変えられるかを知っていれば、鬼に金棒だ。行動を変えるための法則は、どういうものがあるか。それを理解することはコアコンピテンスといっていい。そうした内容について、島宗リーダー本による第89回目の引用である。

【引用はじめ】

 人の行動についての知識と技術は、リーダーにとって最も重要なコアコンピテンス(核となる能力)の一つです。

 なぜ、あの人は〇〇するのか?

 あの人に〇〇をしてもらうにはどうすればいいのか?

 部下の行動であれ、顧客の行動であれ、上司の行動であれ、自分の行動であれ。人の行動を変える法則さえわかれば鬼に金棒です。

 これから、ポジィティブな行動マネジメントの基礎になっている「随伴性」(Contingency)という概念について解説します。

(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる! リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.56 )

【引用おわり】

 行動変容はいかにすれば可能か。行動分析学では、「随伴性」という概念を用いて説明する。「随伴性」とは、行動の直後に環境が変化することによって、その変化によって行動が繰り返すか繰り返さなくなるかという関係のことである。 

2023年12月22日金曜日

【利用者向け753】冬至

 今日(きょう)は 令和(れいわ)5年12月22日 金曜日(きんようび)。

 今日(きょう)は 冬至(とうじ)です。

  一年中(いちねんじゅう)で もっとも昼(ひる)が短(みじか)く もっとも夜(よる)が

 長(なが)い日です。

 今日(きょう)も 寒(さむ)くなりました。

 氷点下(ひょうてんか)の 気温(きおん)です。

 雪(ゆき)も ちらほら ちらついています。

 冬至(とうじ)かぼちゃを 準備(じゅんび)しているところもあるんじゃないか。

 ゆず湯(ゆ)に入(はい)って ぽかぽか気分(きぶん)も いいものです。


【参照】https://zatsuneta.com/archives/112220.html

島宗リーダー本88「成果のコミュニケーション公式:基本4項目」

 リーダーが部下に期待することとは何か。それをしっかり伝える必要がある。その観点が4つだ。そうした内容について、島宗リーダー本による第88回目の引用である。

【引用はじめ】

 部下に期待する成果を伝えるときには、何を、どれだけ、どのように、いつまでにという4つの基本情報を明確化しましょう。

 成果のコミュニケーション公式:基本4項目

  1. 何を
  2. どれだけ(量)
  3. どのように(質)
  4. いつまでに(期限)

 あたりまえのようで、意外にできていないことが多いのがこの成果のコミュニケーションです。数多くの研究が、上司によるこのようなコミュニケーションを増やすだけで、部下の行動が劇的に変わり、成果が生まれることを示しています。

 成果(V)のコミュニケーションは、まさに勝利(V)へのコミュニケーションなのです。

(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる! リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.52 )

【引用おわり】

 リーダーは、部下が成果を上げることを期待している。部下だって、成果を上げたいと願っている。互いがその期待の内容を食い違いなく明確に理解できるようにしていなければならない。そのための基本公式が、上記の4項目だ。「何を」「どれだけ」「どのように」「いつまでに」を、伝えることができればスムーズに物事が推進できるはずだ。 

2023年12月21日木曜日

【利用者向け752】回文の日

 今日(きょう)は 令和(れいわ)5年12月21日 木曜日(もくようび)。

 「回文(かいぶん)」って 知(し)っていますか。

 はじめから読(よ)んでも 終(お)わりから読(よ)んでも 同(おな)じになる

 ことばです。

 今日(きょう)は 「回文(かいぶん)の日」です。

 日付(ひづけ)が 12月21日で 「1221」で 前(まえ)から読(よ)んでも

 後(うし)ろから読(よ)んでも 同(おな)じです。

 たとえば こんなのが 回文(かいぶん)です。

 「にわのワニ」(庭のワニ) 「やすいいすや」(安い椅子屋)

 「たしかにかした」(確かに貸した)。

 おもしろいでしょ。

【参照】回文の日(12月21日 記念日) | 今日は何の日 | 雑学ネタ帳 (zatsuneta.com)

  

島宗リーダー本87「共通理解を図るためのコミュニケーション」

 リーダーが期待する成果と部下が思っている成果に乖離がないか、確認することがまず大事である。お互いに齟齬があれば、うまくいかないのは当然だ。そうした内容について、島宗リーダー本による第87回目の引用である。

【引用はじめ】

 リーダーの行動も生産性を上げるという発想が必要です。最小限のマネジメントで最大限の成果を出すことを目指します。

 期待通りの成果(V)が上がっていないときにも、行動化や焦点化をする前に、まずはどのような成果を期待しているのかを部下に伝えるところから始めます。

 あなたが部下に期待している成果と、あなたが期待していると部下が思っている成果とが一致しているかどうかを確かめます。誤解があったり、情報に過不足がないかどうか確認し、共通理解するためのコミュニケーションです。

(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる! リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.51 )

【引用おわり】

 リーダーと部下の目指す方向が一致していなければ、成果は上がらない。共通理解ができて始めて成果を上げるための行動をスタートすることができる。成果につながる目標の行動化や焦点化を図るのである。

2023年12月20日水曜日

【利用者向け751】デパート開業の日

 今日(きょう)は 令和(れいわ)5年12月20日 水曜日(すいようび)。

 今日(きょう)は 「デパート開業(かいぎょう)の日」です。

 1904年(明治めいじ37年)12月20日 三越(みつこし)デパートが

 東京(とうきょう)で 開業(かいぎょう)した日です。

 今(いま)では デパートが いろんな地域(ちいき)で 閉店(へいてん)しています。

 山形(やまがた)も 大沼(おおぬま)デパートが 閉店(へいてん)しました。

 山形県内(やまがたけんない)には デパートが なくなりました。


             日本橋三越本店(にほんばしみつこしほんてん)

参照 デパート開業の日(12月20日 記念日) | 今日は何の日 | 雑学ネタ帳 (zatsuneta.com)

  

島宗リーダー本86「最小限のマネジメントで最大限の成果を出す」

 効率的に組織の生産性を上げることが目標である。コストをかけなくても生産性が上がっていれば問題ない。しかし、そうした状況は期待できないことが多い。そうした内容について、島宗リーダー本による第86回目の引用である。

【引用はじめ】

 行動化や焦点化は部下の仕事のすべてに対して行うわけではありません。期待通りの成果(V)が上がっているときには、行動(B)に手をつける必要はありません。余計なマネジメントコストを膨らますだけです。

 リーダーの行動についても生産性を上げるという発想が必要です。最小限のマネジメントで最大限の成果を出すことを目指します。

(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる! リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.51 )

【引用おわり】

 あまりコストをかけず、成果を上げられれば理想である。無理していろんな手立てを駆使しても長続きしない。適切で、適度なマネジメントによって、部下の行動がより良く変わるようにするのである。部下の行動全般を変えることなんて無理である。仕事の成果向上にかかわる核心的な行動に焦点を合わせて、新たな随伴性を導入するのである。

2023年12月19日火曜日

【利用者向け750】日本人初飛行の日

 今日(きょう)は 令和(れいわ)5年12月19日 火曜日(かようび)。

 今日(きょう)は 「日本人(にほんじん)初飛行(はつひこう)の日」という

 記念日(きねんび)です。

 1910年(明治めいじ43年)12月19日 徳川好敏(とくがわよしとし)が

 日本人(にほんじん)初飛行(はつひこう)に 成功(せいこう)しました。

 12月17日は ライト兄弟(きょうだい)が 世界(せかい)で初(はじ)めて

 飛行(ひこう)した 「飛行機(ひこうき)の日」でした。

 ライト兄弟(きょうだい)に 遅(おく)れること 7年たって 日本人(にほんじん)も

 飛行機(ひこう)の飛行(ひこう)に 成功(せいこう)しました。

 この時(とき)は 飛行時間(ひこうじかん)4分(ふん) 高度(こうど)70メートル

 飛行距離(ひこうきょり)300メートルでした。


  

島宗リーダー本85「マイクロマネジメントの罠」

  私たちの職場には、いろんなコストがあり問題を生じさせるものがある。「行動の罠」「研修の罠」などに陥り、多くの負担を強いる場合がある。さらに、あまりにも細かすぎることにこだわって迷路に迷い込んでリスクを抱え込むこともある。そうした内容について、島宗リーダー本による第85回目の引用である。

【引用はじめ】

 リーダーとして注意すべきなのがマイクロマネジメントの罠です。マイクロマネジメントとは、仕事の進め方について、微に入り細に入り、部下に指示し、監視し、指導することです。

 手取り足取りの丁寧な指導は、部下がその行動がまだできないときだけに留め、できるようになったら終了すべきです。いつまでたっても独りでできるようにならないというのなら、部下の指導法を見直すべきです。

(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる! リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.51 )

【引用おわり】

 リーダーによる部下に対する指示のし過ぎは、部下を委縮させ、指示待ちに陥りやすくする。いちいち部下の問題を指摘するので、部下は指示がないと、自らの判断で行動できなくなってしまう。これでは、部下は育たない。リーダーは部下に任せることも必要である。任せられないというのは、細かなことにこだわり、多少の問題に目をつぶることができない「マイクロマネジメントの罠」に陥っているからである。

2023年12月18日月曜日

【利用者向け749】あたり一面真っ白

 今日(きょう)は 令和(れいわ)5年12月18日 月曜日(げつようび)。

 あたり一面(いちめん) 真(ま)っ白(しろ)に なりました。

 とうとう 雪国(ゆきぐに)に なりました。

 5センチぐらいには なったかな。

 雪(ゆき)を 積(つ)んだまま 走(はし)っている 車(くるま)も あります。

 どこの家(いえ)も 屋根(やね)には 雪(ゆき)が 積(つ)もっています。

 足元(あしもと)は みんな 長(なが)くつです。 

島宗リーダー本84「研修の罠にも要注意」

 研修を受けてきた。職場に戻ってきて、意気揚々と研修で学んできたことを職務に生かそうとする。しかし、思い通りにはいかない。自分ばかりが浮いている感じがする。研修内容と現場が求めるものには違いがあって、それをどう調整すればいいのかわからない。そうした内容について、島宗リーダー本による第84回目の引用である。

【引用はじめ】

 研修の罠にも注意すべきです。新しいことを学ぶ姿勢は大切ですが、学んだことが仕事に活かされなければ、研修にかけた時間や労力はコストのままで回収されず、行動の不良債権となります。

 年度計画の達成や、予算の消化だけのために企画・開催されている研修がないかどうかを見直すことで、また、成果に直につながる研修を行うことで、無駄な行動コストを削減できるかもしれません。

(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる! リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.50~p.51 )

【引用おわり】

 研修で学んできたことは、貴重である。その中の一つでもいいから実際の職場において活かせるようにしたい。それが簡単でない。研修を受けたから、すぐに行動が変わるわけでない。研修に頼り過ぎても、そうそううまくいくわけでない。研修もコストとなることを認識する必要がある。

2023年12月17日日曜日

【利用者向け748】飛行機の日

 今日(きょう)は 令和(れいわ)5年12月17日 日曜日(にちようび)。

 今日(きょう)は 「飛行機(ひこうき)の日」です。

 1903年(明治めいじ36年)12月17日 ライト兄弟(きょうだい)が

 飛行機(ひこうき)の 飛行(ひこう)に 世界(せかい)で 初(はじ)めて

 成功(せいこう)しました。

 その時(とき)の 飛行時間(ひこうじかん)は 59秒(びょう)

 飛行距離(ひこうきょり)は 260メートルです。


 

島宗リーダー本83「メールの罠」

 メールなどはとても便利だ。しかし、そればかりに依存すると、パソコンばかりに向かって仕事していることになりかねない。対面で仕事をすることの大切さを忘れがちになってしまう。そうした内容について、島宗リーダー本による第83回目の引用である。

【引用はじめ】

 メールやSNSの使い方にも注意が必要です。上手に使えばこれほど便利な道具はないのですが、同時に、行動の罠にはまりやすい仕組みでもあります。

 直接顔を見ながらの会話でやりとりを進めた方が、誤解が少なくて済むケースもあるのに、この罠にはまると、何から何までパソコンに向かって済まそうとしてしまいます。

 メールを読んで返信するという一つひとつの作業は、席を立って話をしに行き、会話をするという行動に比べ、たくさんの仕事をこなしているように人によっては感じられます。こんなにメールをしているのに仕事がなかなか終わらないという人は、この罠に陥っていないか振り返ってみるといいでしょう。

(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる! リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.50 )

【引用おわり】

 メールで何でもかんでも済まそうとするのは、いいわけでない。必要に応じて使い分けが肝心である。もちろん、多忙でまずはメールで用件を伝え、その後直接会って話をするなどの使い方が大事である。その場に応じた合理的な行動が求められる。 

2023年12月16日土曜日

【利用者向け747】電話創業の日

 今日(きょう)は 令和(れいわ)5年12月16日 土曜日(どようび)。

 今日(きょう)は 「電話創業(でんわそうぎょう)の日」です。

 1890年(明治めいじ23年)12月16日 東京(とうきょう)と横浜(よこはま)の

 間(あいだ)に 電話(でんわ)が 日本(にほん)で初(はじ)めて

 設置(せっち)されました。

 その時(とき)の 電話料金(でんわりょうきん)は 24万円(まんえん)もしました。

 今(いま)では スマホで やりとりできる とても便利(べんり)な

 時代(じだい)になりました。


         電話交換局(でんわこうかんきょく)(1902年)

  

島宗リーダー本82「忙しそうにしている人が評価される」

 忙しそうにしていたり、遅くまで残っている人が評価されるみたいな社風は、問題である。そうした内容について、島宗リーダー本による第82回目の引用である。

【引用はじめ】

 勤勉さは日本の宝です。リーダーシップにとっては、これが思わぬ弊害になることもあります。

 消費者の価値が多様化し、移り変わりも速くなり、グローバリゼーションによって世界各地の多様な社会や文化に対応することが求められるようになった現代では、過去にはうまくいっていた行動が負の遺産になり、今では逆にコストとして残っている可能性があるのです。

 その一つに、忙しそうにしている人ほど評価されるという雰囲気や社風があります。それは「行動の罠」と呼ばれるものです。たとえば、仕事を早く終えて、まだ上司や同僚が残ってるのに帰宅することに後ろめたさを感じるようであれば、この罠にはまっている可能性が高いと言えます。 

(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる! リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.49~p.50 )

【引用おわり】

 効率よく働いているわけでもないのに、忙しくしている。そして、遅くまで残っている。こうした行動はコストと言っていい。見せかけの仕事ぶりである。やっているふりをしていると言われかねない。「行動の罠」にはまっている。 

2023年12月15日金曜日

【利用者向け746】年賀郵便特別扱い開始日

 今日(きょう)は 令和(れいわ)5年12月15日 金曜日(きんようび)。

 今日(きょう)から 12月25日までの間(あいだ)に 年賀状(ねんがじょう)を

 郵便(ゆうびん)ポストに 入(い)れると 来年(らいねん)の1月1日に

 届(とど)きます。

 今日(きょう) 12月15日は 「年賀郵便(ねんがゆうびん)

 特別扱(とくべつあつか)い開始日(かいしび)」です。

 年賀状(ねんがじょう)を 準備(じゅんび)して 書(か)いていますか。

 今年(ことし)は 誰(だれ)に出(だ)すか 決(き)まっていますか。

 来年(らいねん) 届(とど)く 年賀状(ねんがじょう)が 楽(たの)しみです。


  

島宗リーダー本81「過去の行動が負の遺産になっていないか」

 今までのやり方でうまくいかなくなった。そうしたら別のやり方を試みる必要がある。それがなかなかできず、今までのやり方を続けたままでいる弊害は大きい。そうした内容について、島宗リーダー本による第81回目の引用である。

【引用はじめ】

 勤勉さは日本の宝です。リーダーシップにとっては、これが思わぬ弊害になることもあります。これまでやってきたことを、これまでやってきたからという理由だけで一生懸命続けていたり、上司に言われたことや会社の決まりを、そうだからというだけで続けていたり――。

 こうした働き方が成果を生んでいるうちは問題ないかもしれませんし、実際、高度成長期にはうまくいっていたのでしょう。

 しかし、消費者の価値が多様化し、移り変わりも速くなり、グローバリゼーションによって世界各地の多様な社会や文化に対応することが求められるようになった現代では、過去にはうまくいっていた行動が負の遺産になり、今では逆にコストとして残っている可能性があるのです。

(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる! リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.49~p.50 )

【引用おわり】

 今の時代は変化が激しい。今までどおりでは、いろんな障害に見舞われる。そのままでいれば、確実にジリ貧に陥る。取り返しつかない困った状況になってしまっては遅い。早めの新たな取り組みを行う必要がある。その判断はリーダーに求められる。 

2023年12月14日木曜日

【利用者向け745】南極の日

 今日(きょう)は 令和(れいわ)5年12月14日 木曜日(もくようび)。

 1911年(明治めいじ44年)12月14日 ノルウェーの探検家(たんけんか)

 アムンセンが 南極点(なんきょく)に 到達(とうたつ)した日です。

 アムンセンと 4人の隊員が 世界(せかい)で 初(はじ)めて 南極点(なんきょくてん)

 に 到達(とうたつ)することができました。

 それを 記念(きねん)して 今日(きょう)が 「南極(なんきょく)の日」と

 なりました。


南極点(なんきょくてん)に 到達(とうたつ)した アムンセン一行(いっこう)

  

島宗リーダー本80「成果を生みだす行動を絞り込む」

 成果を生みだせる行動でなければ、行動そのものが大きなコストとなり、さまざまな機会損失も生じかねない。そうならないためにも、業績につながる行動を吟味することである。そうした内容について、島宗リーダー本による第80回目の引用である。

【引用はじめ】

 行動するということは投資するということです。投資に見合うリターンがなければ、またコストを超えるプロフィットがなければ、マネジメントとしての収益は赤字に転落してしまいます。

 機会損失も生じます。ある行動をしているときに、(例:会議に出席している)、他の行動ができなくて(例:顧客と商談する)、受注する機会を逃しているのなら、機会損失が生じていることになります。

 つまり、V(業績)=B(行動)と言っても、何がなんでも行動を増やせばいいということではないのです。部下の様々な行動(B1, B2, B3, B4, B5……)から成果を生みだす行動を絞り込むことも、リーダーの重要な役割なのです。

(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる! リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.49 )

【引用おわり】

 業績向上に向けた行動とは何かを常に追求してゆくことが大事だ。業績向上につながる個々の行動を一つずつ明らかにすることである。リーダーは、部下への指導において業績向上に直結する行動を促せるようにすることだ。 

2023年12月13日水曜日

【利用者向け744】今年の漢字は「税」

 今日(きょう)は 令和(れいわ)5年12月13日 水曜日(すいようび)。

 昨日(きのう)は 「漢字(かんじ)の日」でした。

 「今年(ことし)の漢字(かんじ)」 が 発表(はっぴょう)されました。

 「税(ぜい)」に 決(き)まりました。

 「税金(ぜいきん)」に関(かん)する 話題(わだい)が 多(おお)かったからです。

 みんな 税金(ぜいきん)が 上(あ)がると 心配(しんぱい)しています。

島宗リーダー本79「行動は時には機会損失を生ずる」

  行動と言っても、その状況に応じた適切な行動が求められる。コストになり過ぎているとか、機会損失が生じているなど、主客転倒していることがあれば問題である。そうした内容について、島宗リーダー本による第79回目の引用である。

【引用はじめ】

 行動そのものはあくまでコストです。たとえば、売上を上げるために、営業会議をどれだけたくさん開いても、どれだけ詳細にPOSデータを分析しても、こうした行動はすべてコストです。

 行動するということは投資するということです。投資に見合うリターンがなければ、またコストを超えるプロフィットがなければ、マネジメントとしての収益は赤字に転落してしまいます。

 機会損失も生じます。ある行動をしているときに、(例:会議に出席している)、他の行動ができなくて(例:顧客と商談する)、受注する機会を逃しているのなら、機会損失が生じていることになります。

(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる! リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.49 )

【引用おわり】

 組織を円滑に運営するためには、どんな行動を選ぶか吟味しなければならない。行動するにしても、コストとなるものだから、目的に沿った合理的なものでなければならない。一つの行動をするにしても、必ず機会損失が生ずることを考慮する必要がある。

2023年12月12日火曜日

【利用者向け743】漢字の日

 今日(ことし)は 令和(れいわ)5年12月12日 火曜日(かようび)。

 今日(きょう)は 日付(ひづけ)の ごろ合(あ)わせから 「漢字(かんじ)の日」です。

 「いい(1)じ(2)いち(1)じ(2)」(いい字じ一字いちじ)から

 「漢字(かんじ)の日」と しています。

 この日は 「今年(ことし)の漢字(かんじ)」が 京都(きょうと)の

 清水寺(きよみずでら)で 発表(はっぴょう)されます。

 どんな 漢字(かんじ)になるのか 楽(たの)しみです。

 昨年(さくねん)は 「戦(せん)」が 選(えら)ばれました。

 ロシアの 戦争(せんそう)などが あったからです。

 今年(ことし)も 同(おな)じ 漢字(かんじ)が 選(えら)ばれそうです。


 

島宗リーダー本78「コストに見合う行動を」

 行動するといってもいいことばかりでない。負担になってしまうことだってある。行動によって、負担が軽減され、業績や収益などに寄与するものでなければならない。そうした内容について、島宗リーダー本による第78回目の引用である。

【引用はじめ】

 ポジティブな行動マネジメントや行動分析学のフレームワークに慣れてくると、だんだんと行動そのものが見えるようになってきます。そして、そうして見えてきたいくつかの行動から、成果を生みだし、業績に最も影響のありそうな標的行動を選ぶのが焦点化です。

 ただし、行動そのものはあくまでコストであることに注意しましょう。たとえば、売上を上げるために、営業会議をどれだけたくさん開いても、どれだけ詳細にPOSデータを分析しても、こうした行動はすべてコストです。

 行動するということは投資するということです。投資に見合うリターンがなければ、またコストを超えるプロフィットがなければ、マネジメントとしての収益は赤字に転落してしまいます。

(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる! リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.48~p.49 )

【引用おわり】

 行動することだってある種のコストである。このコストを上回るものにすべく行動でなければならない。 その行動が組織においては、業績向上になっているか、収益を上げるものになっているかを常に問わなければならない。焦点化された具体的な行動が、組織活性化を促すものにしなければならない。

2023年12月11日月曜日

【利用者向け742】沢庵忌

 今日(きょう)は 令和(れいわ)5年12月11日 月曜日(げつようび)。

 今日(きょう)は 沢庵和尚(たくわんおしょう)が 亡(な)くなった日です。

 正保(しょうほ)2年12月11日(旧暦きゅうれき)に 亡(な)くなりました。

 だいこんの 漬物(つけもの)である 沢庵漬(たくわんづ)けの 考案者(こうあんしゃ)

 として 有名(ゆうめい)です。

 57歳(さい)の時(とき) 上山(かみのやま)に 住(す)んだこともあります。

 生(う)まれは 兵庫県(ひょうごけん)です。 

  

島宗リーダー本77「田中さんに対する具体的な行動に気づく」

 田中さんは、人見知りと一言で片づけていたが、それはいかなる具体的な行動によるものなのか。このことが分からないと、より良い行動に変える手立てが見つけられない。そうした内容について、島宗リーダー本による第77回目の引用である。

【引用はじめ】

 ポジティブな行動マネジメントや行動分析学のフレームワークに慣れてくると、だんだんと行動そのものが見えるようになってきます。

 田中さんは、確かに人見知りだなと感じつつ、同時に、「自分から話しかける回数が少ない」とか、「話しかけるときに書類やPCを見ていて、相手と視線をあわせていない」とか、「会話の最中に相手の発言に応じて表情が変わらない」とか、「笑顔が少ない」とかいうように、具体的な行動に気づくようになってきます。

 そして、そうして見えてきたいくつかの行動から、成果を生みだし、業績に最も影響のありそうな標的行動を選ぶのが焦点化です。

(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる! リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.48 )

【引用おわり】

 田中さんは「人見知り」と受けとられていた。それは、具体的な行動だと、「笑顔が少ない」「話しかける回数が少ない」「相手と視線を合わせない」などである。こうした中で、業績を上げそうな標的行動は何かを選ぶ必要がある。たとえば、「部下に話しかける回数を増やす」などを標的行動とすることだ。 

2023年12月10日日曜日

【利用者向け741】ノーベル賞授賞式

 今日(きょう)は 令和(れいわ)5年12月10日 日曜日(にちようび)。

 今日(きょう)は アフレッド・ノーベルが 亡(な)くなった日です。

 1896年12月10日に 亡(な)くなりました。

 彼(かれ)の命日(めいにち)に ノーベル賞(しょう)の「授賞式(じゅしょうしき)」が

 スウェーデンのストックホルムで 行(おこな)われます。

 今年(ことし)は 日本人(にほんじん)の ノーベル受賞者(じゅしょうしゃ)は

 いませんでした。

 ノーベル賞(しょう)は 世界(せかい)で もっともすぐれた科学者(かがくしゃ)に

 与(あた)えられる賞(しょう)です。


  

島宗リーダー本76「行動化・具体的な指示」

  行動分析学における行動の定義は「死人ができないことすべて」である。「死人テスト」がパスできても、その内容が曖昧で具体性に乏しかったら混乱しかねない。そうした内容について、島宗リーダー本による第76回目の引用である。

【引用はじめ】

 行動化に慣れてくると、ふだん部下に対して何気なくしている曖昧な指示に気づけるようになります。たとえば「もっと丁寧に仕事をしなさい」は、そのように指示する上司にとっては自明の事でも、言われる部下にとっては、何をどうすればいいのかわからないことが多いものです。

 それでも「はい、わかりました」と部下は答えます。何をすべきかわかったからではなく、そう答えないと上司からの叱責が続くからです。

 「報告書を書き終えたら一度印刷して、それを読み直して誤字脱字がないかどうか確認し、修正してから提出して下さいね」と行動化した指示を一度試してみて下さい。これなら、次の報告書が提出されたときに、「印刷してみた?」とか「読み直してみた?」と、一つひとつの行動の遂行を確認できますし、実行されていて誤字脱字がなくなっていたら「丁寧にできたね。ありがとう」と承認することができます。

(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる! リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.47 )

【引用おわり】

 死人テストにパスできるように行動化に努めることが重要なことはわかった。さらに、行動とすべきその内容が具体的でなければならない。部下に対して指示するときは、特にそうだ。相手は分かっているだろうとの思い込みで、誤解が生ずる場合があるからである。

2023年12月9日土曜日

【利用者向け740】気温上がるぞ

 今日(きょう)は 令和(れいわ)5年12月9日 土曜日(どようび)。

 今朝(けさ)からずっと 濃(こ)い霧(きり)が あたり一面(いちめん)を

 包(つつ)んでいます。

 まっ白(しろ)な 世界(せかい)が 広(ひろ)がっています。

 気温(きおん)も 零度(れいど)と 下(さ)がりました。

 しかし 日中(にっちゅう)は ぐっと 気温(きおん)が上(あ)がります。

 最高気温(さいこうきおん) 16度(ど)になります。

  

島宗リーダー本75「標的行動の内容を明らかにしないと」

 行動分析学における行動の定義は「死人ができないことすべて」である。「死人テスト」がパスできるようにするには、「する/しない」をひっくり返すといい。しかし、それだけではうまくいかない場合もある。その時はどうするか。その内容について、島宗リーダー本による第75回目の引用である。

【引用はじめ】

 部下にして欲しいことや欲しくないことが、行動として定義できているかどうかを確認するのが「死人テスト」です。死人テストをパスできない場合は、まずは行動の「する/しない」をひっくり返せないかどうかを考えてみましょう。

 「する/しない」をひっくり返すのには、言葉尻だけでなく、内容まで吟味すべき場合もあります。たとえば、「工具を使ったまま床に放置している」をひっくり返すと「工具を使ったまま床に放置していない」になり、やはりしっくりときません。何をすべきなのかわからないからです。

 そこで、このような場合には、何をすることが正解なのかをもう一度考えます。部下に何ができるようになって欲しいのか、チームにとって増えて欲しいのはどのような行動なのかを考えて決めるのです。使用後に工具を元の場所に片づけることが正解なら、標的行動は「工具を使い終わったら、元の場所に戻す」となります。このとき、そもそも"元の場所"がどこなのかはっきりしていなかったり、棚が満杯で置き場所がないことに気づいたりするかもしれません。それこそが工具が床に放置されている原因かもしれません。

(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる! リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.45~p.47 )

【引用おわり】

 「標的行動」を決めるときに留意しなければならないことは、「死人テスト」にパスできるかどうかをまず試す。「する/しない」をひっくり返してみるのだ。しかし、それだけではうまくいかない場合もある。その場合は、標的行動の内容に踏み込んで、吟味する必要がある。標的行動をより具体的な表現に言い換えるのである。

2023年12月8日金曜日

【利用者向け739】太平洋戦争開戦記念日

 今日(きょう)は 令和(れいわ)5年12月8日 金曜日(きんようび)。

 1941年(昭和しょうわ16年)12月8日 日本軍(にほんぐん)が ハワイの

 アメリカ軍(ぐん)基地(きち)を 攻撃(こうげき)した。

 これが 「太平洋戦争(たいへいようせんそう)開戦(かいせん)記念日(きねんび)」

 である。

 その後 3年6か月にわたる 戦争(せんそう)に突入(とつにゅう)することになった。

  

島宗リーダー本74「する/しない」をひっくり返す問題点

 行動分析学における行動の定義は「死人ができないことすべて」である。「死人テスト」がパスできるようにするには、「する/しない」をひっくり返す。しかし、それだけではうまくいかない場合はどうするか。その内容について、島宗リーダー本による第74回目の引用である。

【引用はじめ】

 部下にして欲しいことや欲しくないことが、行動として定義できているかどうかを確認するのが「死人テスト」です。死人テストをパスできない場合は、まずは行動の「する/しない」をひっくり返せないかどうかを考えてみましょう。たとえば、「報告書を期限までに提出しない」は行動ではありません。死人は期限までどころか、いつまでたっても提出しないからです。そこで、「する/しない」をひっくり返してみると、「報告書を期限までに提出する」となり、死人テストをパスできます。

 「する/しない」をひっくり返しただけでは、しっくりいかない場合もあります。たとえば、「顧客からクレームを言われると何も言えなくなってしまう」の「する/しない」をひっくり返すと「顧客からクレームを言われたら何か言う」になります。これなら死人テストはパスできますが、何を言ってもいいわけではありませんから、標的行動としては不適切です。

 顧客からクレームを言われたときにすべきことを決めておかなければなりません。たとえば、「顧客からクレームを言われたら、すぐに"申し訳ございません"と言う」というように。

(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる! リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.45~p.46 )

【引用おわり】

 「死人テスト」によって、行動を明確にすることができる。「~しない」といった表現は「~する」とすればいい。しかし、それだけではうまくいかないケースもある。その時は、明確な行動となる表現に言い換える必要がある。引用内の例のように。標的行動などが「死人テスト」をパスするかどうかというのは、応用範囲が広い。

2023年12月7日木曜日

【利用者向け738】大雪

 今日(きょう)は 令和(れいわ)5年12月7日 木曜日(もくようび)。

 今日(きょう)は 「大雪(たいせつ)」です。

 11月22日が「小雪(しょうせつ)」。

 12月22日が「冬至(とうじ)」。

 その間(あいだ)の 12月7日が「大雪(たいせつ)」です。

 雪(ゆき)が 激(はげ)しく降(ふ)り始(はじ)めるころです。



  

島宗リーダー本73「死人テストをパスできるか」

 行動分析学では、行動の定義を「死人ができないことすべて」である。「死人テスト」がパスできない行動とはどんなものか。その内容について、島宗リーダー本による第73回目の引用である。

【引用はじめ】

 部下にして欲しいことや欲しくないことが、行動として定義できているかどうかを確認するのが「死人テスト」です。死人テストをパスできない場合は、まずは行動の「する/しない」をひっくり返せないかどうかを考えてみましょう。

 たとえば、「報告書を期限までに提出しない」は行動ではありません。死人は期限までどころか、いつまでたっても提出しないからです。

 そこで、「する/しない」をひっくり返してみると、「報告書を期限までに提出する」となり、死人テストをパスできます。

(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる! リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.45~p.46 )

【引用おわり】

 「~しない」というのは、「死人テスト」にパスしない。それは、行動と言えないのである。「死人テスト」をパスするように、「~しない」を「~する」とひっくり返して表現するようにするのである。そうすれば、行動ということになるのだ。 

2023年12月6日水曜日

【利用者向け737】鍋物は好きですか

 今日(きょう)は 令和(れいわ)5年12月6日 水曜日(すいようび)。

 冬(ふゆ)になると 鍋物(なべもの)が おいしくなります。

 夕食(ゆうしょく)では どんな 鍋(なべ)が出(で)ますか。

 どんな 鍋物(なべもの)が 好(す)きですか。

 湯豆腐ゆどうふなんて 好(す)きですが みなさんは どうかなあ。

 ごうかに すき焼(や)きなどのほうが いいですか。

 キムチ鍋(なべ)も いいですね。

 しゃぶしゃぶも いい。

 そんなことを言(い)っていると よだれが 出(で)てきます。

  

島宗リーダー本72「死人にできること」

 行動分析学では、行動の定義を「死人ができないことすべて」としている。ということは、逆に「死人ができること」は、行動とはみなさない。そのことによって、行動とは何かが明らかになる。その内容について、島宗リーダー本による第72回目の引用である。

【引用はじめ】

 ポジティブな行動マネジメントの基礎となる行動分析学では、「行動」を「死人にできないことすべて」と定義しています。行動には動作だけでなく、"感情"や"思考"や"記憶"といった活動も含まれます。

 反対に、死人にできることは行動ではありません。

 新人が机にじっと座って指示を待っているとき、報告書を期限までに提出しないとか、工具を使ったまま床に放置しているとか、顧客からクレームを言われると何も言えなくなってしまうとか――。どれも死人でも代役が務まりますから行動ではありません。

(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる! リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.45 )

【引用おわり】

 行動分析学では、否定的なこと、受け身なことなどは、行動とは言わない。「報告書を提出しない」は、死人でもできることだ。「指示を待つ」も、死人でもできることだ。こうしたことは、行動とは言えないのである。

2023年12月5日火曜日

【利用者向け736】冷え込んだ

 今日(きょう)は 令和(れいわ)5年12月5日 火曜日(かようび)。

 今日(きょう)は 冷(ひ)えた。

 早朝(そうちょう) 氷点下(ひょうてんか)2度(ど)まで 下(さ)がった。

 霧(きり)も 濃(こ)い。

 あたり一面(いちめん) もやっている。

 車(くるま)も ライトつけて 走(はし)っている。

 日中(にっちゅう)は 10度(ど)ぐらいに なりそう。

 晴(は)れてきそうだ。 

島宗リーダー本71「行動は動作・感情・思考・記憶も含む」

 行動分析学で対象とする行動は、「死人ができないこと」である。変な言い方だなあと一見思われるだろう。逆説的な見方をすることで、行動が明らかになる。その内容について、島宗リーダー本による第71回目の引用である。

【引用はじめ】

 そもそも「行動」とは何でしょう?「行動」というと、握手をしたり、微笑んだり、話をしたりといった動作のことだと思われるかもしれません。ポジティブな行動マネジメントの基礎となる行動分析学では、「行動」を「死人にできないことすべて」と定義しています。

 部下が気難しい上司の前で緊張してどきどきしたり、上司が大きなミスをした新人に顔を真っ赤にして怒ったり、明日の会議の進行を頭の中で思い浮かべたり、高層ビルの設計をするのに構造計算を考えたり、新しい広報のアイディアを考えたり、顧客対応でミスがあったときに謝罪したり――。

 すべて死人にはできないですから行動です。行動には動作だけでなく、"感情"や"思考"や"記憶"といった活動も含まれます。

(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる! リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.45 )

【引用おわり】

 死人は横たわったままで動くことができない。 そうなれば、動くことは行動である。走る、歩く、飛び跳ねるなどの動作が行動だということは分かりやすい。行動はそれだけでなく、興奮する、ドキドキする、不安になる、考えるなどの内的活動も行動だ。こうしたことって、死人にはできないからだ。

2023年12月4日月曜日

【利用者向け735】「暮らしに除菌を」の日

 今日(きょう)は 令和(れいわ)5年12月4日 水曜日(すいようび)。

 昨日(きのう) 12月3日は 「暮(く)らしに除菌(じょきん)をの日」でした。

 12月は インフルエンザが 流行(はや)りだします。

 新型(しんがた)コロナウイルスの 世界的感染(せかいてきかんせん)が 4年間(ねんかん)に

 わたって ありました。

 それを 防(ふせ)ぐため 「1.手洗(てあら)い 2.うがい 3.除菌(じょきん)」が

 大切(たいせつ)と 意識(いしき)してもらおうというのです。

 日付(ひづけ)の 「いちにのさんで除菌(じょきん)」です。

 


島宗リーダー本70「行動とは死人にできないことすべて」

 上司にとって、部下のより良い行動を引き出すためにいろんな働きかけをする。もちろん、問題となる行動は減らすための働きかけが必要である。そうなると、「行動」とはどんなことを指すのか明確にしておかなければならない。その内容について、島宗リーダー本による第70回目の引用である。

【引用はじめ】

 部下を育て、チームを強くして、業績を上げるためには、成果(V)を導く行動(B)に着目することが重要です。部下の増やすべき行動(B+)や減らすべき行動(B-)を見つけるのです。

 でも、そもそも「行動」とは何でしょう?「行動」というと、握手をしたり、微笑んだり、話をしたりといった動作のことだと思われるかもしれません。

 ポジティブな行動マネジメントの基礎となる行動分析学では、「行動」を「死人にできないことすべて」と定義しています。

(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる! リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.44~p.45 )

【引用おわり】

 「行動」とは、「しゃべる」「手を振る」「笑う」などの動作だけと思いがちである。行動分析学では、「考える」「想像する」「悩む」などの心的な活動も行動としてとらえる。その端的な定義が「死人にできないことすべて」ことである。これは、奇をてらった感じに受け取られるかもしれない。しかし、よくよく見ると、死人には「しゃべれない」「手を振れない」「笑えない」「考えれない」「想像できない」「悩めない」ことがわかる。

2023年12月3日日曜日

【利用者向け734】国際障害者デー

 今日(きょう)は 令和(れいわ)5年12月3日 日曜日(にちようび)。

 今日(きょう)は 「国際(こくさい)障害者(しょうがいしゃ)デー」です。

 1992年(平成へいせい4年)に国連総会(こくれんそうかい)で この日が

 決(き)められました。

 障(しょう)がい者(しゃ)問題(もんだい)の 理解(りかい)を深(ふか)めることが

 目的(もくてき)です。

 障(しょう)がい者(しゃ)の 生活(せいかつ)を守(まも)ることが 求(もと)められて

 います。

 日本(にほん)では 12月9日を 「障害者(しょうがいしゃ)の日」としています。


  

島宗リーダー本69「互いに同意できる行動か」

 「優しく接する」ことって、わかったようで、分からない。他の人も自分とは異なる行動をやっている。これでは、この表現そのものが不適切だ。別な表現に書き換える必要がある。その内容について、島宗リーダー本による第69回目の引用である。

【引用はじめ】

 行動として十分に具体的に書けたかどうか、自分では判断できないときには、書き出した行動を誰か他の人にやってもらってみて下さい。

 「優しく接する」と言われても、どうしていいのかわからないと言われれば、まだ抽象的すぎるということです。他の人がやってみることができたとしても、それがあなたが思い描いた「優しく接する」と異なっていれば、主観的だったということになります。

 このようにしてお互いが同意するまで、内容を変えながら繰り返すことで、具体的な記述ができるようになります。

(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる! リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.44 )

【引用おわり】

 「優しく接する」という表現では、抽象的で主観的だ。誰もが納得する表現でなければならない。他の人からも、この表現で行動として成り立つかを確かめるといい。「○○さんと声をかける」というのは、どうかなどと聞いてみて、相手が同意できれば、標的行動になりうる。

2023年12月2日土曜日

【利用者向け733】土曜日の過ごし方

 今日(きょう)は 令和(れいわ)5年12月2日 土曜日(どようび)。

 土曜日(どようび)は 家(うち)や グルーープホームで どんな

 過(す)ごし方(かた)を していますか。

 暖房(だんぼう)のある部屋(へや)で 暖(あたた)かくして いることでしょう。

 テレビ見(み)たり ゲームしたりして くつろぐのがいいのかなあ。

 何(なに)か お手伝(てつだ)いを しているかなあ。

 家族(かぞく)の人(ひと)たちと 買(か)い物(もの)に出(で)かける人(ひと)も

 いるのかなあ。

 土日(どにち)の 二日間(ふつかかん)は ゆっくりして 月曜日(げつようび)に

 備(そな)えましょう。 

2023年12月1日金曜日

島宗リーダー本68「具体的な行動として書き下ろす」

 課題分析する場合、死人テストに引っかからないようにすることが第一の関門である。さらに、具体性テストにも引っかからないようにし、行動として表現することである。その内容について、島宗リーダー本による第68回目の引用である。

【引用はじめ】

 「優しく接する」や「専門的な知識がある」は具体性テストとしては誤答です。

 前者はもっと具体的な行動として書き下す必要があります。

 後者は知識があるだけで仕事に発揮していなかったり、部下にそれを伝えないのならおそらく理想の上司とは評価されません。"状態"ではなく、"行動"として書き直しましょう。

(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる! リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.44 )

【引用おわり】

 「優しく接する」と言われても、「優しく」とはどんな行動が優しいのか分かりにくい。「○○さんと声をかける」などと具体的に表す。

 「専門的な知識がある」といった状態だけでなく、「部下に適切なアドバイスをする」と行動として言い表すのである。

 こうすることで、上司が部下に対して、何をどのようにすべきかがクリアになり、あいまいさが減って、行動のモチベーションも上がる。

【利用者向け732】師走

 今日(きょう)は 令和(れいわ)5年12月1日 金曜日(きんようび)。

 とうとう 12月に なりました。

 今年(ことし)も 残(のこ)すところ ひと月(つき)です。

 12月は 師走(しわす)とも言(い)います。

 月日(つきひ)のたつのは 早(はや)いですね。

 そして 寒(さむ)さも 続(つづ)きます。

 雪(ゆき)も 積(つ)もってきます。

 このひと月(つき) 楽(たの)しく 過(す)ごしたいですね。 

島宗リーダー本67「死人テストを通過しない表現」

 行動分析学が対象とする行動とは、死人ができないことである。標的行動が適切かどうかを判断する方法が死人テストである。死人テストの判断基準とは、具体的にどんなものか。その内容について、島宗リーダー本による第67回目の引用である。

【引用はじめ】

 上司の「頼りがいのある行動」と「頼りがいのない行動」を、状況に応じて書き出してみるときの留意すべきことがあります。

 「何も言わない」とか「放っておく」では死人テストを通過しません。怒鳴らないとか、部下の欠点をいじらないというように、否定的な行動(「怒鳴る」や「いじる」)が生じないことが理想だというのであれば、否定的な行動(-B)を明記するようにしましょう。そうすれば、どのような行動を減らせばいいのかがわかり、行動化できます。

(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる! リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.44 )

【引用おわり】

 死人テストで合格できないのは、「~ない」と表現する言葉である。「言わない」「しない」「できない」などだ。死人は、言わないし、しないし、できないからである。行動とは、死人ができないことだから、「言う」「する」「できる」と言い換えることである。