航空会社のサービス向上にとって、手荷物などの積み込みに手間取らないことが重要だ。そのための経営目標をどのように具体化するかによって、効率性を上げる指標につなげることができる。そうした内容について、島宗リーダー本による第373回目の引用である。
【引用はじめ】
航空会社なら飛行機の折り返し準備にかかる時間を設定します。たとえば20分以内というように。 この目標には整備士、受付カウンター、手荷物の運搬など、複数の社員の行動が関与するので、すべてが協働して実行されなくては達成できません。
カウンターでの受付に時間がかかってしまっても、手荷物の移動を手伝うことで遅れが取り戻せるかもしれません。つまり、統合指標を設定し、その達成を強化する随伴性をつくることで、社員同士の協力行動を実行させ、強化することもできるようになるのです。
経営目標につながる行動目標を中継指数として使い、虫眼鏡効果を期待するわけですが、複数の部署や社員の、複数の行動をまとめた行動指標をつくるところがユニークな点です。
(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる!リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.190)
【引用おわり】
DCOM (ディーコム) 診断ツールによって、経営目標などの指標が社員一人ひとりに行動目標として徹底がなされているかが、判断できる。こうしたことは業績向上にとって重要な指標の一つとなる。
0 件のコメント:
コメントを投稿